メイドインアビス14巻についてネタバレありで考察のようなものを書いていきます。随時更新していく予定です。
8月18日 グロンゼ弾頭について加筆
目次の奈落文字について
12巻・14巻には目次に奈落文字が刻まれている
14巻の目次に注目します
ハローアビス71 射手の下方に奈落文字があります。逆さかつ右から左方向への読みですがおそらく「ふれよ」と書かれているようです。
この奈落文字は初出ではなくメイドインアビス12巻の目次にも見られました。
「ハローアビス65 ただ中にいる」の右側に奈落文字で「みていた」と読めると思います。
特徴的なエフェクトについて
目次に奈落文字が刻まれているハローアビス65、71には「焼き切れていくかのようなエフェクト」が見られます。
ハローアビス65ではスラージョが「ハリヨマリ集」について触れた場面
ハローアビス71ではテパステが「禍文」について触れた場面
これらのことから目次に奈落文字が刻まれているエピソードには「焼き切れるようなエフェクト」があるという仮説が考えられます。
しかし、この仮説は完全ではありません。
「焼き切れるようなエフェクト」はメイドインアビス13巻に収録されているハローアビス68にもあります。
メイドインアビス13巻の目次には奈落文字は見えません。
まとめと考察
1、メイドインアビス12・13・14巻では作中描写として「焼き切れるようなエフェクト」が見られる。
2、12・14巻では「焼き切れるエフェクト」の描写があるエピソードの目次に「奈落文字」が読める
3、奈落文字を解読すると、12巻では「みていた」、14巻では「ふれよ」と読める
上記のことをわたしなりに解釈しました
仮説1:奈落文字の書かれ方・読み方は時計回り
目次にある「円形」にそって「時計回りに読む」ように奈落文字が刻まれているとすれば「ふれよ」が逆さまかつ右から左へ読むことが説明ができる。
仮説2:消失エフェクトがあるエピソードの目次には「奈落文字」が刻まれ、
仮説3:目次にある奈落文字は部分的、もしくは全部が「消失」している
「焼き切れるようなエフェクト」はハリヨマリ集の解読が進む中で「遺失してしまった」ことと繋がりを感じます。
仮説4:奈落文字はその巻のハリヨマリ集について明かされたことが関係している
12巻の奈落文字は「みていた」⇨「見ていた」と捉えることができ、12巻では「見ていた」に関連するハリヨマリ集の内容があります。
13巻ではありますが「見ていた」により直接的な表現をハローアビス68でリコちゃんが言及しています。
14巻の奈落文字「ふれよ」⇨「触れよ」と捉えることができます。
ハワユードコカ06 テパステにある「かの言葉」が「禍文」に関係がありこれもハリヨマリ集に関連することなら・・・「触れる」という単語を14巻中にみることができます
13巻では「魂」についての言及がされそうでした。
ハローアビス67 魂のありか のサブタイトルが代表的ですが、メイドインアビスでは「魂」について語られることが度々あります。しかしながら消失エフェクトはほとんどの場合でおきていません。
同じ「魂」という言葉でも扱いが違うからかもしれません。
つまりハリヨマリ集で言及される魂についてであれば消失エフェクト
そうでないハリヨマリ集と関連のない魂についての言及であればエフェクトなし
ハリヨマリ集で記載のある魂については開示されなかったために13巻の目次には奈落文字が明かされなかったのかもしれない・・・?
今後の予想
目次の奈落文字を「見ていた」「触れよ」と読むならば、これらを価値としているものがいます。
それは干渉器たちです。
ガンジャ隊が遭遇した干渉器らは「見て 触れて 探し 集める」
ガブールンは「見て 触れて 知り 集める」
「探し」と「知り」で違いがありますが干渉器たちにとって自らの役割のようでした。
15・16巻で目次に奈落文字が刻まれるとしたら、「探す」もしくは「知る」に連なる言葉かもしれません
おまけ(高校野球に対する観客からの野次説
「みていた」⇨見ていた
「ふれよ」⇨振れよ
消失した言葉を補完して文章を作ってみる。
(つったって)見ていた(だけじゃなにも起きない。バットくらい)振れよ
・・・たまげたなぁ。
グロンゼについて
単語登場シーンまとめ
・12巻
ハローアビス66最下層 「グロンゼ讃歌と題された一節」
・13巻
おまけページ
・14巻
ハローアビス71 射手
ハワユードコカ06 テパステ
グロンゼ讃歌とクラヴァリの歌の比較
グロンゼ讃歌と題された一節
優しい声があなたを呼ぶよ
こがねをひらめくひとひらが遥かなねぐらに目覚めを告げる
優しい声があなたを呼ぶよ
闇夜を覆う星の東
遥かなねぐらに別れを告げる
答えたあなたに ひとひらがらせんをこえて辿りつく
遥かなねぐらに蘇る
知らず輝くたましいが奈落に落とした あかい星
クラヴァリの歌
やーさしーい こーえがー あーなたを 呼ぶよー
こーがねーを ひーらめーく ひとーひーらが は一るかーな ネストーに 目覚めーを つげる一
デャホー デホォー デホォー
やーさしーい こーえが一 あなたーを
デャホー デホォー デホォー
やさ
やさしい
こえが
Twitterなどでグロンゼと予想されてる人物について
・12巻おまけページ
・14巻 ハワユードコカ06テパステ
「事故った間抜け、毒親ムーブおばさん」=グロンゼ と考えられている方をお見受けしました。
しかしハリヨマリ集は約250年前の深界一層で発見されている。
普通の時間の流れ、ヒトの寿命、6・7層の上昇負荷(現状)を考えれば「事故った間抜け」を「グロンゼ讃歌のグロンゼ」と同一人物と考えることは難しいように思う。
骨肉弾頭・グロンゼについて
・模様について
弾頭の模様がシェルメナの目・耳の模様と一致
2層の置き土産や岩壁街の事故った間抜けの額の模様にも似ている
被害者について
この時のギョッツィの狙撃対象はシェルメナであろう。
使用弾頭が「グロンゼ」
狙撃対象が「シェルメナ」であれば
被害者のお前ら=シェルミ、メナエ、加害者=グロンゼ のように考えるのが最も自然だと感じるが果たしてそうだろうか?
別案を提示したい。
ギョッツィは誰かと会話をしているように思われるが、この会話相手こそが被害者なのではないだろうか?
そして会話相手とは、ギョッツィの持っている火砲ではないだろうか?
14巻のおまけページにはテパステの武器・パスパス君についての解説がある。パスパス君は生体火砲(生体的遺物を加工した火砲)とのことらしい。
仮説にすぎないが、ギョッツィのもつ火砲は、命を響く石のように意識をもっており、ギョッツィと会話ができるのではないだろうか?
根拠とまでは言えないが、ギョッツィはこの時耳がやられているにも関わらず「うるせえぞ」と会話ができている。聴覚に頼らない伝達手段を確立しているのではないだろうか?
パスパス君の正式名称は「ダブルパスブラスタ」。Double-Pathと捉え、2つの生体遺物の加工と読むこともできるだろう。同様にギョッツィの火砲が複数の生体から作られているとすれば「被害者のお前ら」のセリフに一致させることができる。
弾頭を火砲に込める行為を「お前らに使うなんてよ」と読むこともできそうに感じる。
被害者を「シェルメナ」とみるか「ギョッツィの火砲」と見るか、、、、
わたしの提案は仮説が多く含まれてしまっているが「もしかしたらそうかも?」と思っていただけると嬉しいです。
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