【洗口液 液体歯磨き】マウスウォッシュ、デンタルリンスの違い、選び方、使い方について

豆知識
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にこ博士
にこ

皆さん、洗口液を使ってますか?

使われている方はとてもお口の健康に関心が高い方だと思います。

虫歯くん
虫歯くん

ところで洗口液と液体歯磨きの違いは知ってるかい?

にこ博士
にこ

どちらも液体のため同じものだと思っている方も多いと思いますが、実は別物です。

この記事では、以下のポイントを解説しています。

  • 洗口液と液体歯磨きの違い
  • マウスウォッシュとデンタルリンスの区別
  • マウスウォッシュ、デンタルリンスの選び方
  • マウスウォッシュ、デンタルリンスの使い方

洗口液・液体歯磨きは、どちらも口の中に含んですすぐことで効果が得られるもので液体であることが特徴です。

見た目・使い方が似ていますが歯ブラシによる歯磨きを行うかどうかに違いがあります。

洗口液と液体歯磨きの見た目の違い

はっきりいって見た目に違いはありません。成分表記の欄を見る必要があります。

リステリンを例にして見てみましょう。

洗口液

液体歯磨き

成分表記では、洗口液は「洗口液」と記載され、液体歯磨きは「液体ハミガキ」あるいは「液体歯磨」と記載されています。

洗口液と液体歯磨きの使い方の違い

洗口液はすすいで吐き出すだけ
液体歯磨きはすすいだ後あるいは口に含んだまま歯みがきをする
にこ博士
にこ博士

液体歯磨きに表記してある効果を得るためには歯みがきが必要です

虫歯くん
虫歯くん

ぶっちゃけ液体歯磨きを歯磨きなしで使っても問題ない

洗口液と同じ効果しかないだけ

にこ博士
にこ博士

どちらもうがいだけで使うこともできます。

ただ液体歯磨きで得られるとされる効果は、歯磨きあってのものです。

マウスウォッシュとデンタルリンスの違い

マウスウォッシュとデンタルリンスの違いはメーカーによって統一されていません。

ライオン社マウスウォッシュを洗口液デンタルリンスを液体歯磨きと区別しています

リステリンで有名なジョンソン・エンド・ジョンソンは、マウスウォッシュ(デンタルリンス)のように表記しており同じに扱っています。

つまり、マウスウォッシュ とデンタルリンスは厳密には区別されていないのが現状です。

当ブログでは曖昧さを回避のため、ライオン社に則りマウスウォッシュを洗口液、デンタルリンスを液体歯磨きとしています

化粧品か医薬部外品か

洗口液(マウスウォッシュ)、液体歯磨き(デンタルリンス)には化粧品に分類されるものと医薬部外品に分類されるものがあります。

化粧品は薬用成分が配合されていないため、一時的に口内を爽快にするだけのものになります

医薬部外品の製品には、薬用成分が配合されているため、口内を殺菌する薬用効果などの各薬用成分の機能を期待することもできます。

洗口液(マウスウォッシュ)の化粧品と医薬部外品の効果・効能について

分類効能・効果
化粧品・口の中を浄化する
・口臭を防ぐ
医薬部外品化粧品の製品の効果効能に加え、各薬用成分によって以下の効能・効果が期待できる
・むし歯の予防
・歯垢沈着の予防
・口臭の防止
・歯肉炎の予防

洗口液(マウスウォッシュ)・液体歯磨き(デンタルリンス)どう選ぶ?

洗口液(マウスウォッシュ)、液体歯磨き(デンタルリンス)はたくさんの種類があります。

例えばリステリンの場合、リステリンオリジナルやクールミントなどは洗口液で、リステリンハグキケア、ムシバケア、トータルケアなどは液体歯磨きです。

にこ博士
にこ博士

もし歯磨きをせず、うがいだけで済ませたいのであれば洗口液で良いと思います。液体歯磨きのほうが若干値段も高いです。

用途で選ぶ

・液体歯磨きは、歯磨き粉の代わりに使います

・洗口液は、歯磨きとは別で+αとして使います

磨いた後や口臭が気になるとき、お出かけ前のエチケットとしてうがいをするときに使います

液体歯磨きとペースト状歯磨きの違い

液体歯磨きとペースト状の歯磨き粉の違いはなんでしょうか?

大きな違いの一つは液体歯磨きは研磨剤が含まれていません。

研磨剤が入っているペースト状歯磨き粉はステインと呼ばれる歯の着色を効果的に除去できます。

その一方で液体歯磨き粉は研磨剤がないために着色しやすいと言えます。

しかし液体歯磨きにもメリットがあり、口のすみずみまで薬効成分が行き渡り全体を簡単にケアすることができることです。

リステリン ホワイトニングには、 研磨剤はありませんが歯の着色をうかせて落とす成分が含まれています。ほかのリステリンシリーズに比べるとホワイトニング効果はありますが、ほかのホワイトニング歯磨き粉と比べると効果が高いとはいえません。

成分で選ぶ

・アルコールの有無

・薬用成分の違い

液体歯磨きのデメリット

・液体歯磨き粉は研磨剤がないため着色しやすい

・歯磨きとして最も大事な成分であるフッ素が入っていない

日本の薬事法の問題ですが、液体歯磨きにフッ素を配合することが認められていません。

例えばリステリンは海外ではフッ素が配合されているものがありますが、日本のものはその他の成分は海外と同じですがフッ素に関しては配合できません。

この点から、日本の液体歯磨きを使うことに否定的な歯科医がいます(私です)。

洗口液(マウスウォッシュ)・液体歯磨き(デンタルリンス)の使い方

洗口液(マウスウォッシュ)の場合

適量(10~20ml)を口に含み、20~30秒間口の中でブクブクとすすぎ、吐き出す

歯磨がきの後や、口臭が気になるとき、お出かけ前のエチケットとしてうがいをするときに使います

液体歯磨き(デンタルリンス)の場合

適量(10~20ml)を口に含み、20~30秒間口の中でブクブクとすすぎ、その後に歯みがきをするのが一般的です

製品によっては口に含んだまま歯磨きすることを推奨しているものもあります

いずれにしてもブクブクうがいしただけではメーカーが謳うような効果を得られません

虫歯くん
虫歯くん

洗口液と同じようにつかっても問題ないけどね

まとめ

洗口液、液体歯磨きは、どちらも口に含んですすぐことで、口全体に成分が広がりさっぱりします

しかし、どちらもあくまで歯磨きの補助的なものです

うがいするだけで歯磨きをしなくて良いというものではないのでご注意お願いします

にこ博士
にこ博士

ここまでお読み頂きありがとうございます

これからもお口の健康に関する情報を提供していきます

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