メイドインアビスの原生生物:ベニクチナワの情報まとめ

メイドインアビス
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はじめに

 

メイドインアビスの原生生物「ベニクチナワ」について、そして漫画(1巻2話)およびアニメ(1話)にてベニクチナワが見せた一連の行動の謎について考察しました。

・ベニクチナワの行動の謎(問題提起)

・ベニクチナワについて簡単な説明

・ベニクチナワの実際に見せた行動(漫画、アニメでの比較)

・ベニクチナワに関する情報(公式・非公式)

・考察

上記の順ですすめたいと思います。ネタバレ含みますのでご注意ください。

ベニクチナワの行動の謎

ベニクチナワの行動はいくつかの点で不思議でした。ベニクチナワの行動は以下の通りです。

  1. そもそも深界三層に生息するベニクチナワが深界一層にきていた
  2. ベニクチナワはナットを食べる前はゆっくり進んできている
  3. ナットを食べる前に、ナットが集めた遺物だけを選んで食べている
  4. 遺物を食べたあとにナットを捕食する動作がみられる
  5. リコが笛を鳴らした結果、リコに対して明確な敵意を向けている
  6. リコが集めた遺物は(おそらく)食べていない
  7. リコを勢いよく追いかけ捕食しようとした
  8. 謎の光によって撃退される

本記事で取り上げる謎は以下の3点。

1、なぜベニクチナワは深界一層にきていたのか?

2、ベニクチナワがナットを襲った理由は、ナットではなく遺物だったのでは?

3、リコが笛を吹いたから、ベニクチナワはリコを執拗に追いかけてきた?

上記の謎を解くために、原作コミックとアニメ第1話を元にベニクチナワの行動を観ていきたいと思います。

貴重かつ危険な原生生物:ベニクチナワ

初めて情報が確認されたのはメイドインアビス1巻1話、貴重かつ危険な原生生物たちと紹介されていた。

出典:『メイドインアビス』1巻

ベニは見た目の色から「紅」でしょう。クチナワはヘビの別名であり、その由来は《形が朽ちた縄に似ているところから》。よって名称が意味するところは「赤い蛇」

漫画とアニメのベニクチナワの行動を比較してみる

漫画でのベニクチナワ

出典:『メイドインアビス』1巻2話

リコが「なんでこんな浅いところに」と疑問に感じており、深界一層では本来見られない生物だとわかります。ナットを捕食する前に、ナットの荷物を食べていました。

出典:『メイドインアビス』1巻2話

ナットを救けるためにリコは笛を鳴らします。ベニクチナワは音に反応し、リコの方に体勢を向け、リコを攻撃します。

出典:『メイドインアビス』1巻2話

リコは吹き飛ばされてしまいますが、ベニクチナワは執拗に追いかけてきます。

出典:『メイドインアビス』1巻2話

リコを捕食しようとします。上顎に2本の牙が隠されていました。毒蛇特有の牙だと思われます。

出典:『メイドインアビス』1巻2話

ベニクチナワの上顎がリコに覆い被さり光が遮断され暗くなります。

出典:『メイドインアビス』1巻2話

ベニクチナワの右顔面が削ぎ取られて焼けたように煙がたっています。

その後、ベニクチナワはうめき声をあげながらアビスの下層に落ちてしまいます。

出典:『メイドインアビス』1巻2話

ナットは無事でした。ベニクチナワはナットを放置してリコを追いかけてきていた。

出典:『メイドインアビス』1巻2話

ベニクチナワはナットの集めた遺物をダメにしていた。

アニメでのベニクチナワ

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ゆったりと飛行している。

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ナットは放置し、荷物だけを捕食している。

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その後、ナットも捕食しようとしている。しかし、何かの音に反応し捕食をやめる。

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ナットを救けるためにリコが咄嗟に笛を鳴らしていた。

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ベニクチナワの尻尾で吹き飛ばされるリコ

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リコが落とした荷物に目も暮れず、リコを追いかけるベニクチナワ

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顔の一部が焼かれるベニクチナワ。その後のたうちながら落下し、どこかへ飛んでいってしまう。

ベニクチナワに関する情報

公式情報

アニメ メイドインアビスのエピソード1 大穴の街のタイトル背景にはベニクチナワが描かれています。

左側はベニクチナワの絵で、右側は奈落文字が書かれています。

大穴の街

実はわざわざ奈落文字を解読せずとも、漫画1巻の「ある探窟家の手記」にて書かれていることがわかります。

ある探窟家の手記

深界三層の岸壁にねぐらを持つ、赤い蛇状の生き物。
皮膜を使い気流に乗り、対岸までほぼ直線で移動する。
栄養素を取るためか、砂肝を鍛えるためか知らないが、こいつは好んで遺物や鉱石を腹に入れたがる。
きっと腹の中には今まで溜め込んだお宝が、ごまんと眠っているに違いない。
排便されてしまっている可能性も捨て切れないが・・・

引用:メイドインアビス1巻

非公式情報

ベニクチナワには毒がある

毒蛇は上顎に2本の「毒牙」を持っているそうです。この毒牙は普段は横に倒れているが、口を大きく開けることで立つようになっているそうです。

ベニクチナワが、ナットやリコを飲み込もうと大きく口を開けたときにだけ、この2本の牙が描かれています。

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出典:『メイドインアビス』1巻2話

よってベニクチナワは毒蛇だとわかります。

作者つくしあきひと先生のTwitterでのつぶやき

考察:ベニクチナワの行動の謎を解く

本記事では以下の3つの謎に取り組みます。

1、なぜベニクチナワは深界一層にきていたのか?

2、ベニクチナワがナットを襲った理由は、ナットではなく遺物だったのでは?

3、リコが笛を吹いたから、ベニクチナワはリコを執拗に追いかけてきた?

1、なぜベニクチナワは深界一層にきていたのか?

ベニクチナワが深界一層にきていた理由は明かされていません。しかし、それを読み解くための有力な情報がありましたので提示したいと思います。

他の生物たちも層を跨いでいる

リコがベニクチナワに襲われた日。この日はベニクチナワ以外の原生生物たちが層を跨いでいたことが推測されます。

具体的には「クオンガタリ」そして、おそらく「レグ」です。

それがわかるのは1巻のレグの回想と、4巻のアンブラハンズの言葉です。

・レグがオースの街で過ごしてから2ヶ月が経っている

引用:メイドインアビス1巻

・地上60日以上前に「禁域」に指定

引用:メイドインアビス4巻

われわれの世界での2ヶ月は約60日ですよね。

ここで注目すべきは、アンブラハンズがわざわざ地上60日と言っていること。リコとレグはシーカーキャンプで10日間ほど修行していたこと。

オーゼンは地上とアビス内での時間の流れのズレについても言及していました。

よってクオンガタリが深界六層から四層で確認された時期と、リコがベニクチナワに襲撃された時期(レグと出会った時期)は一致していると考えます。

なぜベニクチナワが深界一層に?という謎ではなく、もっと大きな異変が地上60日ごろ(レグが奈落の底から一層にきた時期)に起きたと考えるべきでしょう。

「リーダーに会わせてしまおう作戦」でのリーダーの質問も意味深になってきます。

引用:メイドインアビス1巻

この質問は、当初ベニクチナワが一層に現れたことや、リーダーの質問に子ども達があせる描写のためかと思っていたのですが、実はもっとおおきな異変がレグの到来と同時に起きていたのかもしれません。

2、ベニクチナワがナットを襲った理由は、ナットではなく遺物?

ナットを襲った理由は、ナットが集めていた遺物にあるのは間違いないでしょう。

ある探窟家の手記から得られた情報ではこうあります。

栄養素を取るためか、砂肝を鍛えるためか知らないが、こいつは好んで遺物や鉱石を腹に入れたがる。

遺物や鉱石を腹にいれたがる習性があることは確定。

ここで着目したいのは「砂肝を鍛えるため」という一文。

「砂肝」って焼き鳥屋で聞く言葉ですよね。

砂肝とは、砂嚢(さのう)と呼ばれる胃のことで、飲み込んだ食材を砂や小石を利用して砕く器官となります。鳥のように歯がないために食べ物を丸呑みする生き物に備わっています。

蛇には歯はありますが、その役割は食べ物をすりつぶすためのものではなく、捉えた獲物を逃さないためのものです。

丸呑みした食べ物は、消化するために結局すり潰されるのですが、その時に一緒に飲み込んだ砂や小石を利用して食べたものをすりつぶしているのです。そのため「砂肝」を「砂ずり」とも呼ばれるそう。

さて蛇の内臓に砂肝(砂嚢)はないのですが、ベニクチナワは赤い蛇状の生き物というだけで蛇ではありません。

ベニクチナワの習性として、食べものを消化しやすくするために、遺物を先に食べ、その後に食事にとりかかっているのではないでしょうか。

3、ベニクチナワがリコを執拗に追いかけたのは、笛を吹いたから?ツチバシが静かな理由。

この日ツチバシは鳴いていませんでした。引用:メイドインアビス1巻

ベニクチナワには耳らしきものが見当たりません。しかし、ヘビと同様に内耳があり音を触覚のように感じ取っている可能性があります。

引用:メイドインアビス1巻

ある探窟家の手記には「目の名残り」が記載されています。おそらく視力は強くないのでしょう。しかしその分、ほかの感覚器官が鋭いことが予想されます。音を正確に捉え、獲物を攻撃することもできるでしょう。

つまり、ツチバシが静かだったのはベニクチナワがいたためと考えます。

なぜならベニクチナワの前で鳴き声をあげるということは致命的となるから。しかしリコは笛を吹きました。ベニクチナワは狩猟本能を刺激してしまい、ナットの代わりに襲われることになったのでしょう。

上記をまとめるとベニクチナワの行動に説明がつく

漫画1巻2話でのベニクチナワの行動をまとめると以下のようになります。

1、ナットの遺物は食べられた。でもナットは捕食されなかった。

2、笛の音で、ナットからリコへ標的が変わった。

3、リコの遺物は無視された。でもリコは捕食されようとした。

そのため、ベニクチナワの目的が人なのか遺物なのか分からず、笛に何か特殊な効果があるのかと考えていました。

しかし、丸呑みしたものをすり潰すために獲物よりもまず遺物を先に食べるという習性があるとすれば説明がつきそうです。

アニメでは、ナットが集めた遺物を食べた後、ちゃんとナットを食べようとしていました。しかしリコの笛に邪魔されて怒ったように見えました。

この時のベニクチナワは、すでに遺物を腹におさめて捕食の準備が整っており、しかし笛の音で食事を邪魔されたため怒り、ターゲットをリコに変えた。だからリコの遺物は無視してリコを捕食しようと襲いかかったということでしょう!

「なぜ遺物を食べるか」という疑問に対し「砂肝を鍛える、つまり丸呑みした食べ物をすり潰すため」と考えるとは、ある探窟家の方に恐れ入りました。

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