【漫画メイドインアビス】ハローアビス01  大穴の街オースを徹底考察

メイドインアビス
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はじめに

WEBコミックガンマにて連載中の漫画「メイドインアビス」を1話ずつ考察する試みです。ネタバレ考察は極力除外しておりますが、気になる方はご注意ください。

お気づきの点がありましたらコメントしていただけると嬉しいです。

webコミックガンマの公式サイトにてメイドインアビス第1話、2話および最新話が無料で見れます。ぜひ一緒に考察しましょう!

目次

あらすじ

約1900年前、南海の孤島に巨大な縦穴が発見された。穴の直径は約1000メートル。深さは未だ不明。特殊な力場によって地上からの観測はできない。大穴の名は『アビス』。全て踏み明かされたこの世界の唯一最後の深淵である。

アビスには魔力があった。貴重かつ危険な原生生物たち。理を超えた不可思議な遺物。奈落の果てに眠ると言う黄金卿。不可思議に満ちた姿は一攫千金を狙うさまざまな冒険家を呼び寄せた。アビスに挑む彼らは探窟家と呼ばれるようになる頃、表層部の拠点は穴を囲うほどになった。やがて出来た街がオース

オースの孤児院に暮らす少女 リコは、探窟家見習いから一歩前進した赤笛である。リコは探窟家の最高峰 白笛を目指している。顔を覚えていないリコの母親が『白笛』だったのだ。リコはアビスの深層へ行きたいと願っている。

孤児院では遺物探索によってしっかり稼ぐことが厳命されている。アビスの深層に向かいたいリコはリーダーにもっと深い場所で探窟できるように頼み込む。リーダーは「今回の探窟で最高査定を出せたならば次回は考えてやる」と回答した。

立派な白笛になることを願いながら、リコは大穴へと向かう。

第1話:ハローアビス01 を徹底解剖

各ページ毎に考察していきます。

1ページ目

星の羅針盤が誘う先

出典:『メイドインアビス』1巻1話

星の羅針盤について

リコが『星の羅針盤』と名付けた遺物について考えます。
星の羅針盤の構造

出典:『メイドインアビス』1巻1話

ガラス細工のような球体に、外側にがついています。ガラスの球体の内部に針が入っており針は浮かんでいます針の上部は「剣の先」、下部は「球と矢」がくっついているような構造となっています。
一見すると、上部の針は「光り輝く特定の星」を指し示しているように見えますが、それは誤りです。
ここで羅針盤の針が上方向を目指している現象は、漫画 ワンピースを読んだことがある方ならば空島編でのログポースを思い出すかもしれません。
記録指針(ログポース)が上を向いて動かない!!

ONE PIECE 第218話より引用

ワンピースでは次の目的地 空島が上空方向であったためにログポースは上をむいてしまいました。ログポースは針が糸で吊られており、黒く塗りつぶされた針が進行方向を表します。
星の羅針盤はどっちの針が進行方向を表しているか不明です。
針の向き
注意したいのは針が傾いているという点です。真上を向いているわけではないことがポイントです。
星の羅針盤はログポースとは異なり針は浮かんでいます。だから針は真上を指すこともできるはずです。
星の羅針盤の性質
星の羅針盤の針は、本体を傾けても内部にある針は同じ方向を指し示します。くわえて時間の経過にも影響していません。
これらの性質は羅針盤そのものです。

リコの推理力

1話を通してリコというキャラクターはあまり賢くないように描かれています。

しかしリコは「未知」のものに対する探究心が強く、未知を解明する能力は非常に高いと思われます。

なぜならば星の羅針盤についてかなり深いところまで解明しているからです。

1話で明かされた範囲で、リコが星の羅針盤を解明していった順序を以下に示します。

  1. 機能がわからない謎の遺物(星の羅針盤)を手に入れる。手に入れた経緯は不明だが、おそらくちょろまかした。
  2. 『昨日』の時点では、坂の角度を正確に測る装置と考えていた<1話6ページ目>
  3. 夜になり羅針盤は夜空に光り輝いている特定の星を指し示していると考えた<1話1ページ1コマ目>。そこで星の羅針盤というロマンのある名前をつけた。
  4. しかし夜が明けても、星の羅針盤の針は同じ向きを指し示していた。<1ページ目最初のコマで光り輝く星を指していた。その後は三日月、最後のコマではになっている>
  5. 星の羅針盤が「遥か空の果てにある特定の星」を指し示しているのであれば、地球の地軸のズレ、自転、公転の影響により、時間の経過とともに指す方向は変わるはず。
  6. そこでリコは朝になって考えを改め、「遥か空の果て」の反対の方向である「この星の底 奈落の果て」を指しているのだと結論づけた。

なぜ満月ではなく三日月が描かれた?

太陽と月の相対的な位置関係により、月は次々と見かけの形を変えていきます。その過程の1つの姿が三日月です。1ページ目3コマ目に三日月が書いてあります。
羅針盤の針が、月を指し示している直接的な描写はありません。ひょっとしたら羅針盤の針は三日月を指し示しているのかもしれませんが・・・。
夜を表現したいのであれば、空を暗くして星を光らせるだけで十分にも思えます。
満月ではなく、あえて三日月として描いたのは月の満ち欠けがあることを描く、すなわち太陽の存在を示すためでしょうか?

星の羅針盤が誘う先について私の考察

リコは星の羅針盤と名付けた遺物が、星の底 奈落の果てを指していると結論づけました。

しかし私は少し違うと考えます。羅針盤の針が傾いていることは絵を見れば明白です。

出典:『メイドインアビス』1巻

そもそも『星の底 奈落の果て』とはどういう意味でしょうか?星の中心部でしょうか?アビスの最深部でしょうか?

『奈落の果て』の定義がそもそも曖昧ですが、事実としてわかっていることがあります。

羅針盤の針はリコがいる位置から斜め下(あるいは斜め上)の方向を指し示しているということ。

『奈落の果て』が星の中心部を意味するならば、針は真下を向いても良いはずです。アビスの最深部であれば、アビスの中心に向かって針が傾むきそうに思います(アビスの中央が一番深いとは限りませんが)。ですが実際の針はというとリコがいる方向に向かって傾いています

羅針盤の針はリコがいる位置から斜め下の方向を指し示していることは何を意味するでしょうか?私は以下のように考えました。

  1. 羅針盤の針を誘う『何か』は、リコがいる位置よりも下方向、すなわちアビスにある。
  2. アビスといっても中央ではなく外側にある。おそらくアビスの西側。
  3. 『何か』はアビスの最深部にあるとは限らない。あるいはアビスの最深部よりもさらに深部かもしれない。
  4. 『何か』がある場所と、所有者のいる高さが一致したとき、羅針盤の針は水平方向になる
  5. 羅針盤が誘う先に辿り着いた時、羅針盤の針は直立する

『何か』が一体なんなのか。宝物なのか、力場の発生地点なのかは不明ですが、これが私の現時点での結論です。

2−3ページ目:星の羅針盤が誘う「奈落の果て」の方角が描かれている

とんでもなく緻密に作られたイラスト

出典:『メイドインアビス』1巻1話

この見開きでは以下の4点に注目です。
1、星の羅針盤
2、太陽の方角
3、アビスの正体不明性
4、オースの街並み

星の羅針盤の詳細

この絵は明らかに街全体が明るくなっています。1ページ目は夜でしたが朝になっていることがわかります。

星の羅針盤の外部の輪を見てください。

出典:『メイドインアビス』1巻1話

1ページ目と違って輪っかは水平方向から垂直方向になっています

出典:『メイドインアビス』1巻1話

続いて針の方向はというと同じ向きを指し示しています。

よって次のことが導かれます。

1、針の向きは時間経過に影響しない

2、ガラス球および外側の輪は内部の針に影響しない

3、球体の内部にある針は一定の方向を示している

さらに次に述べる「太陽の上る方角」から推測すると、羅針盤の針がアビスの西側を指していることが推察されます。

2、太陽の上る方角からリコのいる方角がわかる

見開き左ページは影が落ちている

出典:『メイドインアビス』1巻

見開きの左ページは、オースの左側が暗く描かれていることがわかります。太陽の角度的に光が当たらないのでしょう。

対して見開き右ページは光がさしています。

出典:『メイドインアビス』1巻

この太陽の光は、朝日であると考えられます。

太陽は必ず東から上ります。リコは太陽の光を正面から浴びています。つまりリコのいる場所はアビスの西側です。

ここでもう一度「星の羅針盤」に注目しましょう。

・リコの手と羅針盤の針の向き

出典:『メイドインアビス』1巻

下部の針は、光の指す方角からリコのいる方を指し示しているように見えます。すなわちアビスの西側を指していると考えます。

アビスは『正体不明』

アビスとそれを覆う雲が描かれています。

アビスは地上からは観測不可のようで、現時点では正体不明です。

これまで3ページの絵によって「リコという人物」そして「星の羅針盤の性質から、その針が誘う方角」までも描いているにも関わらず、ことアビスに関しては全くの未知であることを表しています。

というより、海の高さに雲が発生するとは一体どういうことなのだろうか??

オースの外観

アビスの周囲は崖となっていますが、そこに作られた街がオースです。

崖は急斜面のようで、必然的に建物は縦長になっています。

オースの西側、東側には建物が見られます。しかし南側には建物があるようにもないようにも見えます。

アビスの広さを表わすために、遠くの建物は小さく描かれているのでしょうか?もしかするとアビスの南側には建物が建てられない理由があるのかもしれません。

4ページ目

はしごを登り降りして移動している子どもたち。

出典:『メイドインアビス』1巻1話

リコはよく真実を思いついている。

出典:『メイドインアビス』1巻1話

縦長の建物

子どもたちが使っている机は真上と真下の位置関係です。ハシゴを使って移動しています。

オースの街は崖の上に作られているため建物を縦長にせざるをえず高さを生かした作りになっているのでしょう。

よく思いつく「真実」

リコは「みごと解き明かされたのです!星の羅針盤の真実が!」と言っており、実はしっかり考察された末に導かれた真実でした。

しかし、ナットとシギーの反応は冷ややかです。

リコは未知に関する探究心が強く推理力も高いことが伺えましたが、仲間達からの評価は違うようです。

リコという人物はしょっちゅう真実を思いついているようです。

思いついたことをそのまま真実だと公言してしまうため、周囲の人間からすると真実の信憑性がさがってしまうのでしょう。

5ページ目

ナット「昨日は これは坂の角度が正確にわかる道具なのです! とかだったしな」
シギー「あったあった 逃げた真実を追いかけていたよね」
リコ「あの真実は・・・その・・・ロマンが足りなかったから無し」
ナット「真実はそんなにふわふわしてねえよ」
引用:メイドインアビス1巻1話

方角じゃねぇんだから上か下かなんて見りゃわかる

出典:『メイドインアビス』1巻1話

 逃げた真実を追いかけていた

リコはその場で思いついたことを「真実」と言い張る女の子。
しかし思いついたことが理屈に合っていなければ撤回し、修正を加え真実に迫れるのです。
真実にすぐに飛びついてしまう姿は幼い(とはいえ年齢相応)ですが、翌日には撤回し修正していく姿は探求者として理想的な姿に思います。
また、撤回した理由について「ロマンが足りなかったから」とも言っています。「ロマン」を重んじる女の子なんですね!

ナットの言葉は一見正しそうだが?

ナットは「上か下かなんてそんなの使わなくても 見りゃ分かるだろ」と言っています。リコは虚をつかれたような表情を見せます。しかし、2コマあけた後に「果たしてそうだろうか?」と答えます。
ナットの理屈は以下の理由で間違っています。
方角じゃねぇんだから・・・

実はこの羅針盤は「方角」も表しています。正確には針を引きつける力のある方向です。

この針はアビスの西側に針を向けているということは先に述べたとおりです。

上か下かなんてそんなの使わなくても・・・

そもそも星の羅針盤は「上か下か」を表していません。なぜなら針が傾いているからです。「上か下か」を完璧に判断する道具ならば、針が「真上あるいは真下」を向いている必要があります。

この羅針盤は「上か下か」をみるものではないのです。
見りゃ分かる

普段生活している分には、上か下かは見りゃわかります。それは感覚器官が正常だからです。

しかし感覚器官に何らかの異常を来した場合はどうでしょうか?

感覚器官の問題:目眩を起こした場合など

環境由来の問題:宇宙空間、水中など

羅針盤は正常な時にはむしろ不要です。道がわからない時に必要であるため、ナットのこの発言は異常事態に備えていないことがわかります(とはいえ日常生活に役に立たないという意味で正しい)。

6ページ目

リコ「ん?果たしてそうだろうか?」
キユイ「さー?」
伝令の人「おい赤笛たち!手紙の配達頼む!」
ナット「はい!ただいま!」
シギー「手紙・・・・?」「調査隊の電報船届いたのかも!うちの黒笛たちのもあるかも!」
ナット「まじか!役に立たねー真実はほっといていこーぜー」
リコ「あ!ちょっ・・・なによー!もう見せてあげないんだから!
ナット「見せびらかしてると遺物をちょろまかしたのが院長にバレてまたおしおきされるぞー!」
引用:メイドインアビス1巻1話

リコは星の羅針盤を信じている

ナットには星の羅針盤は役に立たないと言われる。
しかし「果たしてそうだろうか?」とナットの意見に対立している。

赤笛の仕事の一部

赤笛は手紙の配達もしている。雑用させられている、あるいはこき使われているとも言える。

また、うちの黒笛たちと言うからには、他の黒笛もいるということ。何らかの派閥があることがわかる。

リコの持っている遺物はちょろまかしたもの

星の羅針盤を見せびらかしていたタイミングでのこのセリフなので、リコはちょろまかしたのだろう。そして院長が赤笛を管理していることがわかった。

7ページ目

夢を語った少女は現実の仕事へ向かう

引用:メイドインアビス1巻1話

キユイも星の羅針盤に興味がない?

キユイは一瞬、星の羅針盤を手に取り、すぐにリコに返している。キユイにとっても星の羅針盤はほかの少年たちと同じく興味をもつものではないということでしょうか?

夢から現実へ

1ー7ページにわたってリコは夢を語っていました。
そこへ手紙の配達という現実の仕事に目を向けたところで場面が変わっていきます。

8ー10ページ目

アビスの発見から今へ

出典:『メイドインアビス』1巻1話

約1900年前のこと
南海ベオルスカの孤島に巨大な縦穴が発見された
直径約1000メートル
深さは 今でも分かっていない
特殊な力場が地上からの観測を拒んでいるのだ
観測は人によって行われた
深部から電報船を飛ばし 地上に大穴の様子を届けたのだ
その不可思議に満ちた姿は 一攫千金を狙う様々な冒険家を呼び寄せた
大穴に挑む彼らが「探窟家」と呼ばれるようになる頃
表層部の拠点は 穴を囲うほどのものとなっていた
やがて出来た街が 今の我々の住むオースの原型と伝えられ・・・
引用:メイドインアビス1巻1話

アビスについての説明

ここではアビスの歴史背景が説明されている。
約1900年前にアビスは発見された
1900年前に飛行船が飛ぶほどの化学文明がすでにあったことがわかる。
我々の生きる現実世界の歴史において、西暦1900年にドイツのツェッペリン伯爵が第1号硬式飛行船LZ1号の初飛行に成功している。その100年後にはインターネット携帯電話が開発され民間人の利用が当たり前になっている。
飛行船をとばす科学技術を1900年前にもっていたということは、オースの街はかなり高度な科学文明があってもよさそう。
アビスの直径は1000メートル
メートルという単位が使用されている。我々の現実世界の延長線か?
「特殊な力場」は未だに破れていない
アビスの観測はによってなされている。そしてその理由は特殊な力場のせいだと説明されている。
危険な生物がいることはわかっているのだから、アビスの観測を「ロボット」や「機械」を使えばよさそうなものなのに出来ていない。
さらに観測した情報も電報船という不確実な方法に頼って地上に送り届けているようだ。
アビスの探索には、カメラやビデオといった記録媒体を利用して持ち帰えることができていないのだろうか?
科学文明の存在からカメラやビデオが存在しないとは考えにくい。実際、1話の中でも写真らしきものを確認できる。
すべては特殊な力場が原因で、電化製品などが使用できないのだろうか?
一攫千金が狙える
アビスで見つけられたものは高額で取引されていることがわかる。
高額であるということは需要がある。そして供給も少ないということが考えられる。
アビスでしか見つけられない、あるいはアビス以外では少量しか見つからないものがあるからだろう。
貿易という観点からいうと、エネルギー資源や衣食住にまつわるものだろうか?
「探窟家」という職業になるまでにかなり長い時間を要している
具体的な年月は書かれていないが、直径1000メートルの穴を囲うほどの拠点ができる年月とはどれくらいだろうか?
「孤島」であり「崖を切り開かねば拠点を構えられない」ということを考えると相当長い年月が必要だとおもわれる。もしかすると「探窟家」と呼ばれるようになったのは、アビス発見から1900年後のことなのかもしれない。
「探窟家」と呼ばれる前までは、大穴に挑むものといえば「命知らずなバカ」とか「借金などでどうしても金が必要な人間」のみだったのだろう。
職業とは安定した稼ぎが条件となる。安定していなければギャンブルとも言える。つまり探窟家と呼ばれる前までは、大穴に挑む行為は極めて危険な行為で、とても職業と呼べる行為ではなかったのであろう。

11ページ目

よだれを垂して眠るキユイ

出典:『メイドインアビス』1巻1話

アビスの歴史は本になっている

アビスに関する情報はに書かれているものだった。

付箋が貼られているので、誰かが以前読んだものだろうか?キユイがよだれで汚してしまっているが、この本の持ち主は誰だろうか?貴重なものではないのだろうか?

12ページ目

あんなやつ見たことない!

出典:『メイドインアビス』1巻

アビスの生き物

リコはツチバシをたべちゃうでっかいのを発見する。これまで「見たことのない新種」だったため興奮気味である。

13ページ目

ラフィー「なんか面白いもの見えたの?リコ」
リコ「おばさま すごいんですよ!超でかいのが・・・」
ラフィー「よく飽きないねえ ウチのじゃせいぜい深度300メートルしか見えないでしょ」
出典:『メイドインアビス』1巻
ラフィーは黒笛ハンボルグの奥さんです。
リコは「見たことのない新種?」について興奮気味に話すも、ラフィーの反応はあっさりしています。リコの話を聞かないままに「よく飽きないねぇ」と言っています。この理由は「日常茶飯事」だからでしょう。
つまり
1、アビスにいる生物が「超でかい」のは珍しいことではない
2、アビスにいる生物は「新種」でさえ珍しくない
3、リコの反応はいつもこんな感じ

14ページ目

ラフィー「ハボはね・・・これから第二層の逆さ森まで行くんですって」
リコ「おぉ」
ラフィー「どんなところなんだろうね」
リコ「すごいんですよ!」
引用:メイドインアビス1巻1話

見てきたように第二層の様子を語るリコ。リコは『白笛』を目指している。

出典:『メイドインアビス』1巻

夢を語るリコと、何とも言えない微妙な表情のラフィー

リコは見てきたように詳しく第二層がどんなところか語ります。
そして「白笛」を目指していることを誇らしげなような表情で告白します。
それに対するラフィーの表情は、否定するでもなく肯定するでもない微妙な感じです。
ラフィーの「そうだったね」という言葉自体は肯定的ともとれますが、その言葉を否定するかのように背景は暗く描かれています。
ラフィーは、夫であるハンボルグの仕事を心から応援できていないことは決定的です。
第二層のことを「どんなところなんだろうね」とどこか他人事なのは、アビスの危険性を具体的に知ってしまうと夫が生きて帰ってこない可能性を知ってしまうことになります。

15ページ目

白笛について語ろうとするラフィーだが・・・

出典:『メイドインアビス』1巻1話

白笛ってのはあれなんだろ・・・

ハンボルグは『黒笛』で白笛一つ前の階級です。
ラフィー曰く「うちのハボもいい歳して(白笛に)なりたがってる」ようです。
しかし、ラフィーは「こう言っちゃ悪いけどさ白笛ってあれなんだろ・・・」と続けます。その後の言葉は来客によって遮られてしまいます。
おそらくラフィーは、ハンボルグが白笛になることに反対していると思われます。
赤笛から黒笛、白笛へとどうすれば階級があがるかは不明ですが、階級があがるにつれ危険が増すのでしょう。
当のリコはというと「おばさま?」と不思議そうな顔をしています。
リコにはラフィーが抱える不安(ハボと会えなくなること)を見抜けないのでしょう。

16ページ目

シギーが息を切らした様子でお店にはいってきます

出典:『メイドインアビス』1巻

お店を出る準備をするリコ

出典:『メイドインアビス』1巻

健気なメガネくん

「ここにいたの・・・」と言うからには、ここの他にもリコを探し回っていたのでしょう。
なんと健気なメガネくんでしょう。
そんなシギーに対してリコはいやそうな表情をしています。シギーがリコを連れもどしにきたことがわかったのでしょう。
メガネくんはリコに、すぐに戻るようにいいます。
「もうちょっと鳥見たい」とゴネるリコに「赤笛と蒼笛 明日から探窟だってさ」とシギーが答えると、リコは完全に乗り気になります。
リコが鳥の観測よりは探窟の方が重要だと考えていることがわかります。

いくら出します?

お客さんが「ほしい物リスト」のようなものを見せています。
それに対してラフィーは「ありますよ いくら出します?」と返答しています。
「いくら」とはどのような意味でしょうか?
goo国語辞書によると、いくらとは「数量・値段の不明・不定なときにいう語」のようだ。
この場面での「いくら」は数量と値段のどちらだろうか?
・数量の場合
お客さんが、希少性が高いものの存在を聞いていた場合は、数量という情報は重要です。「黒笛」ハンボルグのお店なので貴重な品物も取り扱ってる可能性が考えられます。
しかし、数量だった場合は「いくつ出します?」と言いそうなものだ。
・値段の場合
この場合、品物に値段がつけられていないことになります。
そうなるとラフィーさんは「お前はこの商品に何円払えるんだ?」と言っていることになります。
いずれにせよオースでの買い物システムが垣間見られる一コマでした。

お客さんはコートを着ている

リコや少年たちの服装は薄着です。しかしお客さんとラフィーは割と厚着です。

季節は春とか秋のような移り目だろうか?

17ページ目

キユイをおんぶして帰るリコ

出典:『メイドインアビス』1巻1話

ハボが帰ってくるまで2ヶ月もある

出典:『メイドインアビス』1巻1話

よだれがついた本は誰のもの?

リコはキユイをおんぶし、本も持ち帰っています。
アビスの情報のつまった本は、部屋の主人であるハンボルグさんの所有物ではと考えていたのですが、よだれで汚しても問題になっていないことから、キユイあるいはリコの私物なのでしょうか?
あと、時刻は「朝」であることが確定しました。

黒笛の仕事期間

「2ヶ月」という期間、黒笛であるハボさんは不在のようです。まず間違いなく「探窟家」として仕事にでているのでしょう。
それにしても夫が帰ってこないかもしれない不安と戦う期間としては長いですね。ラフィーがアビスの内情について詳しく知ろうとしない気持ちもわかります。

18ページ目

水路をジャンプして通過するキユイ

出典:『メイドインアビス』1巻1話

リコとシギーの考えの違い

出典:『メイドインアビス』1巻1話

オースは水をしっかり管理できている

オースの街には水が流れているようです。2ー3ページの見開きにて、オースの街からアビスに向かって水が滝のように流れ落ちている様子が描かれていました。

オースでは水をきっちり管理ができているようです。崖に作られた街ですので、水を管理できるようになるのはとても大変だったでしょう。

水の描写が大事なのはわかるのですが、キユイに対して「もっかいジャンプ!」と言っているところに何か意味があるだろうか?ただ水を管理している描写の一コマとして描いただけでしょうか?それともキユイにまつわる何かがあるだろうか?

白笛になりたいリコと憧れどもなりたくはないシギー

白笛には「深度制限がない」ことがわかりました。

ハボや、リコたちには深度制限が課せられていることになります。

リコにとっては夢の白笛ですが、シギーにとっては危険がおおく大変である白笛にはなりたくないといいます。

19ページ

星の羅針盤以外にもちょろまかしたものがある

出典:『メイドインアビス』1巻1話

院長室のいたずらもリコの仕業

出典:『メイドインアビス』1巻1話

リコは遺物を度々ちょろまかしている

リコは自分のコレクションを自慢します。シギーは「知らないのが増えてる」と考えています。

リコは自分が気に入ったものは、こっそり自分のものにしておいて、しかも内緒にはしておけない性格のようです。

賢くはないリコ

「院長室の置物いたずらしたでしょ」の問いかけに対して、リコは「何で分・・・わたしじゃないもん」とほぼ自白しています。

リコは「未知を解明する能力は高い」ものの「秘密にしておく能力(未知のままにしておく能力)は低い」のでしょう

20ページ目

ジルオ「・・・赤笛が潜るのは450メートルまで つまり深層一層までだ
帰ってくる時の「負荷」も軽い目眩や吐き気を覚える程度
慣れれば感じなくなる
さて・・・今回からは単独での探窟だが 合わせて区画を割り当てておいた
滑落も原生生物の危険も少ないが
万が一に備えて笛と煙幕の整備を怠らぬように」
出典:『メイドインアビス』1巻1話

赤笛の活動範囲

赤笛の深度制限は450メートルとわかった。しかしハボさんの家で見えた望遠鏡は300メートルまで見えるものでした(1話13ページより)。つまり赤笛の活動範囲にもあの超でっかい生き物がいるということだ。

帰ってくる時の負荷

アビスから帰ってくる時に負荷というものがあるらしく、目眩や吐き気があるそうだ。

「笛」と「煙幕」の使用方法

「滑落も原生生物の危険も少ないが」に続いて『笛』と『煙幕』の整備について言及しています。よって、滑落時や原生生物に遭遇した際にこれらを使用するものと分かります。
とはいえ基本的に笛は「滑落時」に使用するものと思われます。大声を出せないくらい疲弊した状態になっても、笛の音によって位置を知らせるためでしょう。原生生物と遭遇した場合に「笛」を使うとは考えにくいです。
その点、煙幕は「滑落時」そして「原生生物に遭遇した場合」の両方で使えるかもしれない。
滑落した場合は、煙幕によって位置を知らせることができるし、原生生物に遭遇した場合は目眩しにも使えそうです。

21ページ目

院長先生「・・・・・・言いたいことは一つだけだよ
笛持ちは見習い精神は捨てるようにね
組合の孤児院生徒である自覚を持って
しっかり稼ぐように
誇り高く散っていった親御さんにも恥じないようにね・・・
ああ あともう一つ
遺物のちょろまかしは御法度だよ
遺物は孤児院の大事な稼ぎだ
そいつを懐に入れちまうなんて・・・・
何されたって文句は言えないよ
次は裸吊じゃあすまないからね」
引用・メイドインアビス1巻1話

リコたちは孤児

リコたちがいる場所は、孤児院でした。
孤児院のシステム
孤児院にいる子どもたちの親は「探窟家」でした。「探窟家」が危険な仕事であることは決定的です。命の危険にある職業の子どもは、当然孤児になりやすい。
しかし、探窟家の遺児のための孤児院があれば「探窟家たち」は自分が死んでも子どもは守られると考え、安心してアビスにいける。
そして孤児院は、孤児に遺物を発掘させて金を稼ぐことができる。
孤児たちは、生きていくために死ぬリスクを負って遺物を発掘しにいくしかありません。
「言いたいことは1つだけだよ」
院長は結局「あともう一つ」と言いました。このとき子どもたちは「2つだ・・・」と突っ込んでいました。しかし付け加えた内容は遺物をちょろまかすことは重い罪であるということ。施設の害となるようなことをすることは禁じるという内容でした。
よって院長が言いたいことは本質的には一つで施設の役に立てです。
裸吊り』という罰が存在する

ショッキングなワードです。

裸で吊られるのでしょう。

こんな人権の尊重されない罰がまかりとおる世界なのでしょう。

リコの子どもらしさ

リコの星の羅針盤はちょろまかしたもの。そして孤児院でちょろまかしは御法度にも関わらず、リコは自慢していました。
このあたりは、リコが子どもであることを良く描いているなと思います。大人であれば、重い罪がある場合はちょろまかしたことを秘密にするでしょう。(ときどきSNS上でいたずらを報告する大人もいますが・・・)

院長先生の髪型

院長の髪型はかなり独特です。子どもたちやオースの街の人々の外見は割と普通なので、癖がある人なのでしょう。

22ページ

乙女のトラウマ

出典:『メイドインアビス』1巻1話

裸吊り』について

考察するにあたって悩ましいページです。
メイドインアビスの作者の趣味なだけじゃないかとも思えます。
しかし、あえて考察するとしたら「このような体罰あるいは性的虐待さえも許される世界観」を描いているのでしょう。
現代の日本でこのような「罰」が与えられたとしたらその施設は糾弾されること必至です。
しかし、そもそもメイドインアビスの世界においては孤児は利用される立場であり、人権などないものとされています。
それは危険な仕事であるアビスの探索に孤児を利用しているところからも伺えます。
つまり「命の危険がおよぶ仕事を子どもにさせるような世界なら、これくらいの性的あるいは肉体的虐待はあっても不思議ではない」
このように作者は主張しているのかもしれません。
さらに驚愕なのは裸吊りよりも上位の罰がありそうだという点です。「次は裸吊りじゃあすまないからね」といってますからね。

遺物のちょろまかし本当はばれている

「遺物のちょろまかしは御法度だよ 遺物は孤児院の大事な稼ぎだ そいつを懐に入れちまうなんて・・・・ 何されたって文句は言えないよ 次は裸吊じゃあすまないからね」
院長先生はリコのちょろまかしを知った上で見逃してくれたのではないでしょうか?
次は裸吊りじゃあすまない」の言葉の裏には、裸吊りをされたことがあるものへの言葉と取れます。
ナットはリコに「裸吊りでさえ一日中泣いていたのに・・・」と言っていました。「でさえ」というからには、孤児院の中では裸吊りは大して重い罰ではなく、ほかにも裸吊りされた子どもはいるかもしれません。
とは言え、星の羅針盤についてリコは堂々と自慢していました。ナットやシギーは密告しないと思いますが、ほかの子どもたちはどうでしょうか?星の羅針盤を自慢している時に、あの場所にはリコ、ナット、シギー、キユイ以外の子どもも描かれています<1話6ページ>
よってバレない方が不自然と考えます。
しかしリコという人物は、白笛を目指しており、どんな障害があっても未知に対する取り組みをやめそうにもない子どもです。将来有望な「探窟家」になりそうとも言えます。
そこで院長は脅すだけにとどめたと思われます。
院長先生が「やさしい」のか「冷酷」なのか判断がつきかねます。

23ページ目

楽そうなところを希望する子どもたちと不服そうなリコ

出典:『メイドインアビス』1巻1話

リコと周囲の違い

周りの子どもたちは、アビスの浅いところが「楽そうでいい」と感じています。

一方リコは「150メートル 前とおなじとこ」と不満そうです。

ほかの子どもたちと考え方が全く異なることが描かれています。

ぼこぼこにされてるナット

出典:『メイドインアビス』1巻1話

ナットの左目、めっちゃ腫れてます。左目の上、口の横にあざがついてます。裸吊りを見ていたことがバレて、リコにぼこぼこにされたことがわかります。

24ページ目

寝小便も治らんリコ

出典:『メイドインアビス』1巻1話

ジルオの説教

「私の担当 もっと深いところに変えてください!」とお願いするリコに対して冷静な大人の対応を見せるジルオ。

ここでジルオが「生意気を言う お前が探窟に潜るのは何の為だ?」といった理由を考えたいと思います。

1、リコが遺物をちょろまかしているから

ジルオは、リコをアビスの深いところへ行かせるわけにはいかないと考えていそうです。その理由の一つとして、リコが度々遺物をちょろまかしていることが考えられそうです。

深い位置のほうが危険度があがり、その分珍しい遺物がとれるように思えます。

つまりレア度の高い遺物をちょろまかしてしまう恐れがあるのでしょう。

2、リコが大人になれていない、実力も不足しているから

「生意気」という言葉には「子供のくせに」とか「分不相応」いう意味も含まれていそうです。

探窟の意味を聞いた時に、「そこに穴があるから?」とロマンに溢れた返事をするリコに対して「仕事をする為だろうが」と冷静に諭しています。

大人であるジルオと子どもであるリコを対比して描いています。

25ページ目

お母さんに追いつきたいというリコ

出典:『メイドインアビス』1巻1話

リコの目を直視できないジルオ

大人の立場から冷静に正論を振りかざすジルオにたいして、すこし躊躇いのような表情を描いた後に「お母さんに追いつきたい」と言うリコ。

リコの眼差しをジルオは直視できません。

「大人の立場」では「子どもの気持ち」を否定できなかった、なんらかの逡巡があったと思われます。もしかするとジルオの母親も白笛であり、ジルオ自身も白笛になりたいと思っていたのかもしれません。

リコの「お母さんの潜ったとこまで行って・・・それで」の続きの言葉は、「今回は だめだ」と遮られてしまいます。

26ページ目

元・仕置部屋 リコ

出典:『メイドインアビス』1巻1話

探窟の準備

出典:『メイドインアビス』1巻1話

リコの部屋が明るい

ほかの部屋は暗く、リコがいる部屋は明るくなっています。何らかの光源があることは確かです。

電気があるのか、ろうそくの灯りなのか・・・。

アビスへ向かう準備品にカレーがある。

奈落文字で「カレー」と書かれたアイテムがあります。

それにしても子どもが持っていくには大荷物です。帰りには発掘したものを持ち帰るのだから、相当大変でしょう。

27ページ目

お母さん出したら聞いてくれるかも作戦

出典:『メイドインアビス』1巻1話

お母さんみたいな大発見してみせりゅ・・・

出典:『メイドインアビス』1巻1話

お母さん出したら聞いてくれるかも作戦

リコさん、計算高いことをやってました。ジルオの情に訴え、お母さんをダシに使ったことを独白しています。次のページでは、お母さんはジルオの師匠だったことを知っていたこともわかります。

「お母さんに追いつきたい お母さんの潜ったとこまでいって・・・」の件はリコの本心でしょう。が、その後に続く言葉は子供らしさのある「お母さんに会いたい」ではありません。

「お母さんみたいな大発見してみせりゅ」←ロマンこそリコの本心。

ジルオに遮られた「お母さんに追いつきたい お母さんの潜ったとこまでいって・・・」に続く言葉は「お母さんみたいな大発見してみせる」です。

しかし、おそらくリコはあの場面ではこのことを言わないでしょう。

なぜなら大人であるジルオには「大発見をしてみせる」なんてロマンのある理由では説得できないことを理解しているからです。

だからあの場面に続けていただろう言葉は「お母さんに会いたい」と予想します。しかし、リコの本心は「大発見をしてみせる」なのです。

お母さんはリーダーの師匠

お母さんはリーダーの師匠だったそうです。

ジルオがリコを直視できなかったのは、ジルオにとってもリコのお母さんは大事な人であり、追いつきたい人だったのかもしれません。

奈落のお母さん

「奈落のお母さん 顔も声も覚えてないけど」とはどういう意味でしょうか?

写真がアップで描かれているため、顔はわかるはずです。記憶の中にはないということでしょうか?

そして写真がある、ということはオースにはカメラがありそうです。それとも似顔絵でしょうか?

「奈落のお母さん」と枕詞をつけるということは「オースのお母さん」もいるのでしょうか?

それとも、お母さんは「奈落にいってしまっている」ことを伝えるためでしょうか?

リーダーのだした条件が厳しい理由

リーダーのだした条件は「赤笛のなかで最高の査定額を出せたならば 次は考えてやろう」でした。現実の小・中学生ならば「試験で学年一位をとったら」くらいの条件でしょうか。

試験勉強ならば頑張る分だけ成長することもできるでしょうが、探窟においては頑張っても無駄かもしれまん。

探窟において査定額をあげるためには以下のことが必要です。

1、たくさん探窟する

2、レア度の高いものを探窟する

リコの割り当てられた場所は、前回と同じ場所です。すでに探窟され尽くしていて、遺物はほとんどなく、レア度の高いものもなかったのでしょう。

シギーはリコよりも深い場所を割り当てられていました。なので、リコの探窟する場所では限界があるのでしょう。

だからリコは「リーダーの出した条件厳しかったなぁ」とつぶやいています。

さて一方リーダーであるジルオは「覚悟は見てやる」と言っていました。

ジルオは、リコが最高査定額をだすのが極めて難しいことはわかっていたはずです。場所の問題であって、努力では達成できないからです。

しかし、リコにはちょろまかしていた遺物があります。

出典:『メイドインアビス』1巻1話

リコは星の羅針盤を持ちながら「余計に厳しくなったような・・・」と呟いています。星の羅針盤を手放し、査定にだすことも頭をよぎったでしょう。

もしかするとジルオの「覚悟をみる」には「ちょろまかした遺物を施設に返す」だったのかもしれません。

28ページ目

朝日とともに身支度

出典:『メイドインアビス』1巻1話

大人と一緒に探窟へ

出典:『メイドインアビス』1巻1話

早朝:左側から朝日が差し込む

時刻は05:15に身支度を整えています。朝日が左側から差し込んできているため、ページ左側が東であることがわかります。

鏡が割れていることは、何か意味があるのでしょうか?

このおじさんは蒼笛?それとも?

1話16ページにて、シギーは「赤笛と蒼笛 明日から探窟だって」と言っていました。

このおじさんの胸にあるのは蒼笛でしょうか?白黒のため笛の色の判別がつきかねます。

しかしだいぶ年をとっていて屈強に見えます。赤笛であるリコとはえらい違いです。

予想にすぎませんが、このおじさんは月笛と考えています。リーダー ジルオも月笛ですが、一人で深さのあるアビスを監督するのは不可能でしょう。月笛クラスがジルオ以外にもいても不思議ではないと考えます。

29ページ目

危険な原生生物たち

出典:『メイドインアビス』1巻1話

人々を駆り立てるもの

貴重かつ危険な原生生物たち

理を超えた不可思議な遺物

奈落の果てに眠ると言う黄金郷

アビスにある人々を魅了するものの一部が紹介されています。理を超えたものを人が欲しがるのは想像に難くありません。

30ページ目

整列している笛持ちたち

出典:『メイドインアビス』1巻1話

嫌われているナット

出典:『メイドインアビス』1巻1話

後ろの列が蒼笛?

リコたちよりもずっと背が高い、後ろの列の人たちが蒼笛でしょう。リコたちより年上とはいえ、28ページでリコの頭をなでていたおじさんよりは若く見えます。

やはり、あのおじさんは月笛かそれ以上の階級と思われます。

嫌われたナット

ナットが裸吊りを見ていたことを根に持っているリコ

翌日はまだ気まずいよね。

31ページ目

出典:『メイドインアビス』1巻1話

最終ページ。結局アビスの中には入らずに第1話が終わりました。

全て踏み明かされたこの世界

メイドインアビスの世界は、全て踏み明かされた世界となっています。「全て」とありますが、その中に「宇宙」は入っていないと思います。1ページ目にて、夜空の星についても手の届かぬものとリコは考えていました。

ですので踏み明かされたのは「この星」でしょう。

「この星」=「地球」?

今のところ「メートル」という単位が同じくらいしか共通点がありません。

現在の地球で前人未到の領域を考えてみる

人類未到の地というのは案外あります。

地理的・物理的に困難であることとして、ほとんどの海底は未到です。その他、梅里雪山(中国)や、ギアナ高地 テーブルトップマウンテン(ベネズエラ)なども未到として知られます。

興味深いのは、テーブルトップマウンテンには大きな穴があり、サリサリニャーマの穴がその代表です。直径、深さともに350mほどあり、その穴の中にも外とは違って独特な生態系を持っています。

しかし、現在、世界最深の海は太平洋マリアナ海溝チャレンジャー海淵(深さ約1万920m)は、すでに有人の潜水艦によって踏破されています。

そのほかの場所についても宗教的・政治的な問題が絡んでいるために未到の地があります。

科学技術的な側面でいえば、現代においても全て踏破できるのかもしれません。

メイドインアビスの世界

海底および山脈さらには宗教的・政治的な問題を乗り越えてあらゆる場所に人類は立ち入ることができたようだ。

さて科学文明は現代よりも発展しているのだろうか?

1話を見る限り、人々の暮らしは現代の我々と変わらないレベルに見えた。

テレビやスマホなどがない分、むしろ退化しているようにも思える。

リコがアビス探窟に向かう準備していたものに画期的なものは一切なかった。食べ物についても同様だ。カレーやおにぎりといった普通の食材だった。ドラゴンボールでいう「仙豆」みたいなものはない。

文明レベルは現代と同じと見ている。

本当に全て踏破したのだろうか?

火山の中、砂漠の中などにも踏み入ったものはいるのだろうか?

おまけページ 石灯

出典:『メイドインアビス』1巻1話

アビス内で採れる石。

研磨して、ある周波数の振動を加えると強く光る。

機械式の明かりとして利用されている。

機械の素材は簡単にいうと、鉄製の缶と板、密閉したガラス容器、爪水晶の加工品、ワイヤー、そして水である。

熱を持たない光で、安定もしているが、圧を加えると割と簡単に爆発するので取り扱いには注意がいる。

出典:『メイドインアビス』1巻1話

石灯

遺物と思われる石。あるいはアビス産の石。研磨してある周波数を加えると光る。

機械式とは?

「機械式」という言葉は腕時計を選ぶ時に聞く。「機械式」か「クオーツ式」かだ。

機械式とクオーツ式の最大の違いは、動力源。クオーツ式は電池が動力源で、機械式は巻き上がったゼンマイのほどける力で動く。

すくなくとも石灯は、電気とは別のエネルギーを用いて光っている。

爪水晶

おそらく遺物。これが石灯が光る周波数を生み出しているのかも。

1話考察のまとめと気になったこと

星の羅針盤について

・星の羅針盤は「奈落の底」へ誘っているわけではなく、アビスにある具体的な「何か」を指し示している。

・「何か」の所在はアビスの中央ではなく西側にある。ただし表紙絵からは別の可能性も推察される。

・今後の展開として、星の羅針盤の針が「水平」そして「垂直」になる時が来る

・星の羅針盤の針を引きつける「何か」は、「特殊な力場」の発生源?

子どもについて

・この世界において子どもたちは圧倒的に使い捨てられる存在

・アビス一層にも超でっかい生物がいて危険がある。にもかかわらず子どもたちに探窟をまかせている

・オースの街に孤児以外の子どもの存在は描かれていない

リコの本心

・リコの本心は「お母さんのような大発見をすること」。「お母さんの大発見」の内容は不明。

文明レベル

・メイドインアビスの世界における文明レベルが不明瞭。文明に関する情報を意図的にださないようにしている?

・カメラやビデオがあってもいいのに、アビスに関する情報が「本」のみ。その「本」はわりと雑に扱われている。

・「特殊な力場」の正体は不明。おそらく高い科学文明はあるはずだが、解明されていない。あるいは秘匿されている?

オースの場所

リコたちの服装から、比較的温暖な気候のようです。

すくなくとも南極や北極のような極寒の地が舞台ではない。

また、砂漠地帯のような灼熱を思わせる描写もない。

1900年前の南海ベオルスカの孤島に発見されているので、南半球に位置しているのか?

お気づきがありましたら・・・

わたしはメイドインアビスは傑作だと確信しています。

まだまだ未熟な考察記事ですが、未読の方にも既読の方にも「メイドインアビスがすごすぎる」ことを知っていただきたいと感じております。

なにかお気づきの点がありましたら連絡フォームよりご連絡いただけますと嬉しく思います。

今後ともぜひよろしくお願いします。

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