はじめに
WEBコミックガンマにて連載中の漫画「メイドインアビス」を1話ずつ考察する試みです。ネタバレ考察は極力除外しておりますが、気になる方はご注意ください。
前回は第3話を徹底考察しました。今回は第4話 ハローアビス04ベルチェロ孤児院を徹底考察していきます。
webコミックガンマの公式サイトにてメイドインアビス第1話、2話および最新話が無料で見れます。ぜひ一緒に考察しましょう!
第4話:ハローアビス04ベルチェロ孤児院 を徹底解剖
ハローアビス04を各ページ毎に考察していきます。
1ページ目:探窟家が帰らない理由

出典:『メイドインアビス』1巻4話
1ページ上コマで探窟家が帰らないのは何故かと疑問を問い、下コマにその理由が描かれています。
1巻2話では深界一層にも関わらず、ベニクチナワに遭遇しリコとナットは命の危機に瀕しました。ベニクチナワのような危険な生物と遭遇した際、よっぱど強い道具(たとえば銃など)がなければ人間は死ぬしかないでしょう。
疑問に対する答えとして納得いくものです。
ちなみに下コマのカバのような生き物の正体は今の所わかっていません。
2コマ目:その答え
「探窟家」は致命的な存在などものともしない

出典:『メイドインアビス』1巻4話
致命的な存在は帰らない理由に不十分だそうです。
探窟家は致命的な存在にたいして有効な手段を持っていそうです。
絵では、ツルハシのようなもので攻撃し、危険生物の歯が砕け散っています。
探窟家は危険生物から身を守る術はある程度もっているということですね。モンスターハンターを髣髴させます。
帰路に問題がある

出典:『メイドインアビス』1巻4話
探窟家を阻むものは「帰路」とのこと。
そういえばアビスは基本的に崖ですよね。リコがロボットくんを拾った場所も行き止まりでした。
たとえば断崖絶壁を行きはロープを使って降りたとして、帰りにロープが切れていたりしたら帰ることは劇的に難しくなるでしょう。
降りることより登ることが難しいのは想像に難くありません。
しかし「帰路そのもの」は探窟家たちが帰ってこられない理由ではないのです。
3ページ:「アビスの呪い」の説明
探窟家が帰ってこられないのは「アビスの呪い」が原因でした。このページではアビスの呪いの現象を説明しています。
深界一層から地上を目指す際にかかる負荷:軽い目眩と吐き気

出典:『メイドインアビス』1巻4話
1巻1話にてこの「負荷」についてジルオが言及していました。

出典:『メイドインアビス』1巻1話
深界一層から地上を目指す際にかかる負荷は「軽い目眩と吐き気」程度で、「慣れれば感じなくなる」。
1巻2話では帰り道は省略されていたので、この描写はありませんでしたね。
深界二層から一層へ:重い吐き気、頭痛、末端の痺れ

出典:『メイドインアビス』1巻4話
原因不明の謎の現象とされています。
メイドインアビスの世界において、この現象は解明されていないようです。よって対処法も確立されていない(ただ慣れるのみ)ようです。
第二層までの負荷であれば、ロープをたどっている最中や原生生物と対峙した際でも、まだ我慢できそうです。
深界三層:平衡感覚に異常、幻覚や幻聴 深海四層:全身に激痛、穴という穴から流血

出典:『メイドインアビス』1巻4話
深界三層からは非常に危険です。感覚器官に異常が生じるだけでも、崖などの不安定な場所では致命的です。
さらに深界四層からは身体的にも異常がでるとなるとお手上げです。
深界五層:全感覚の喪失、意識混濁、自傷行為 深海六層:人間性の喪失、死に至る

出典:『メイドインアビス』1巻4話
まず帰ってくることは不可能でしょう。
しかし、さらっと人間性の喪失と書かれていますが「人間性」とはどういう意味でしょうか?
自我のことでしょうか?
深界七層から:

出典:『メイドインアビス』1巻4話
「確実な死」であれば、この情報はどこから入手されたのでしょうか?
深界七層まで降りた者たちが、アビスの呪いで死ぬことを確認して、生き残った物がなんらかの手段で地上に情報を送ったということでしょうか。
さて「探窟家がヒトである以上避けては通れない」ですが、これまでも「探窟はヒトの手で行われた」といわれていました。
機械文明はあるにもかかわらず、なぜロボットが使用されていないのでしょうか?
これまで1巻3話に至るまで徹底的に隠されています。
深界八層??

出典:『メイドインアビス』1巻4話
深界八層との記述はありませんが、深界七層とは分けて描かれていました。
深界7層の呪いにて死んだあとは腐敗して駆逐するという描写なのか、深界7層より下層ではこうなるということなのか不明です。
4ページ目:ロボットくんに呪いは?

出典:『メイドインアビス』1巻4話
リコの髪が短いので数年前の授業?を思い出しているようです。ジルオは見た目が変わっていないですね。
さて「人間である以上 この呪いから逃れる術はない」を分解してみよう。
人間である以上
ここを言い換えると、人間でなければ呪いから逃れられるということだろうか。
ロボットくんなら平気?
リコのいうように「ロボット君なら呪いとか平気」は正しいのだろうか?リコがロボットくんを発見した際に、気を失っていたことは呪いとは無関係なのか?
しかしリコがいう「つまり君はアビスの底から来たんだよ」は早急すぎる。ロボットが、海外あるいはオースの街で作られていない確証はない。
アビスの原生生物は平気?
人間以外の生物には呪いはないのだろうか?
たしかにツチバシのような鳥だったり、ベニクチナワのような生物は普通に生活しているように見えた。
人間にのみ特有の呪いなのだろうか。
この呪いから逃れる術はない
ほんとうにアビスの呪いからは逃れる術はないのだろうか?例えばサイボーグならどうだろうか?なぜロボットくん以外のロボットは登場しないのだろうか?
この世界ではロボット禁止条例みたいなものがあるのだろうか?
5ページ目:
おにぎりを食べるロボットくんの疑問

出典:『メイドインアビス』1巻4話
ロボットくんは、リコの「ロボット君なら呪いとか平気」という考えを認めつつ「何をしにここまで来たんだろうか?」と新しい疑問を提示します。
そしてロボットくん、がっつりおにぎりを食べてます。以前リコは燃料について「食べ物でいいかな ヒトガタだし」と言っていました。この世界にはヒトガタロボットは他にもいて、食料からエネルギーを摂るタイプがあるのでしょうか?
ロマンあるリコの推理

出典:『メイドインアビス』1巻4話
ロボットくんの戦闘に向いた特徴から攻撃ロボットと推理します。

出典:『メイドインアビス』1巻4話
ロボットくんが全エネルギーと記憶を失った理由は「攻撃用のエネルギーをリコを救うために使ったから」と説明します。
仮に正しいとして「なぜリコを救ったのか?それも全エネルギーを使用してまで」という疑問がでてくるはずです。しかしリコは、あの攻撃のことを「私の助けてに応えてくれたような」と考えていましたので、ロマン考察の限界でしょうか。
6ページ目:リコの想像力は度し難い
ロボットくんは、リコたちに対して優しくなれるわけがないと考えていた

出典:『メイドインアビス』1巻4話
非常に重要な内情描写だと考えます。
ロボットくんは「あんなことをされて何故優しくなれると言うのだ・・・」と考えています。
つまり、痛みを与えたリコたちを恨んでいる側面があるということです。
しかし同時に1巻3話にて「歓迎された」とも捉えています。

出典:『メイドインアビス』1巻4話
メイドインアビス1巻3話より
いまのロボットくんは自己を喪失しており、状況もわかっていません。
リコたちが敵意を持っていないからこそ状況を理解しようとしているだけであって、場合によっては本当に攻撃ロボットとなる可能性が隠されていたことがわかります。
遺物録の総集編

出典:『メイドインアビス』1巻4話
リコがよく読んでいたという遺物録。
キユイが持っていた本とは別かもしれませんが、子どもでも持ち出しができると言うことは、この世界ではアビスにまつわる本は貴重というわけではなさそうです。
7ページ目:遺物録の一部

出典:『メイドインアビス』1巻4話
ここで出てきた遺物に関しては考察することが多すぎるので別途考察記事を作成予定です。
ロボットくんはリコとの距離感に対して「ちかい・・・」と感じています。かんぜんに思春期の男の子であり、人間的な思考です。
二級遺物
・塵を集める壺(ゴールドシェイカー)
・天気を当てる風見鶏(トゥモローシグナル)
一級遺物
・見えない光を見る眼鏡(ゴーストシーク)
・水を生む盃(ニルフォント)
・鉄を切る鋏(グリムリーバー)
特級遺物
・決して切れない糸(スタースレッド)1巻1話にも記載あり
・命を延ばす酒(ディプシーイオン)
・時を止める鐘(アンハードベル)1巻1話にも記載あり、リコのお母さんが発見
8ページ目:ロボットくんの特徴
シギーによると過去の遺物録で「自立して動くロボット」は載っていないようだ。
ロボットくんが初めて発見されるタイプの遺物なのか、本に載っていないだけ(秘匿されている)なのか、遺物ではないのか・・・
リコが解明したロボットくんの機能

出典:『メイドインアビス』1巻4話
動力:電気、ごはん
化石の樹も一瞬で溶かす不思議な力:リコの想像。本当にロボットくんが助けてくれたかどうかは不明。
目、耳:すごくいい
腕:伸びる、結ぶと自動でほどける
握力:ものすごい、力は調整ができる
皮膚:刃も通さない、すべすべ
汗、涙がでる:血が通っている?
髪の毛:火でも燃えない
金属っぽい部分;よくしなる謎の金属、傷ついているがドリルでやっても傷付かなかった(電動式か手動式か不明だがドリルがあることが発覚。なぜ発掘につかわない??)
おへそ・おっぱい:機能不明。ボタンではない。
9ページ目:おしりとちんちん。キユイの性別って?

出典:『メイドインアビス』1巻4話
おしりについて:中で計り棒が折れたということは、おしりの穴は一応あるということかな?排泄はするんだろうか?
ちんちんについて:機械じゃなさそうということが発覚。生殖機能はあるのだろうか?それとも形式だけそれっぽいのがついているのだろうか?
あとはキユイが「ちんちん?」って言ってる。実はこれ深いかもしれない。
ちんちんって何?って意味ならば、キユイはかなり幼いのかもしれない。本を読むのも単に他にすることがないからなのか?キユイって何歳なんだ?そもそも男の子なのか?もしかして女の子なのか?
あるいは、ちんちんがどうしたの?って意味なのかな。これなら幼稚園児〜小学生くらいの年齢での疑問として不自然じゃない。
なんとなくキユイのことを男の子だと考えていたけれど、それは髪の毛が短いことが主な理由。よく調べてみたけど、男か女か言及されていないぞ。(ちなみにナットとシギーに関しては、リコが「少年ども」と言っていたので男の子で確定)
シギーの結論

出典:『メイドインアビス』1巻4話
オーバード(奈落の至宝)なのではと結論づけている。
リコにとっては意外な結論だったようだ。
もともとリコがアビスの深いところに行きたかった理由は「お母さんのような大発見をしてみせる」でした。

出典:『メイドインアビス』1巻1話
つまりシギーが言うようにロボットくんがオーバードなのだとしたら、すでにリコの目標は達成したことになります。
10ページ目
赤面しているロボットくんと興奮してるリコ

出典:『メイドインアビス』1巻4話
二人とも赤面してますがそれぞれの意味が全く違います。
リコは自分が思いがけず達成した偉業について興奮して紅潮しているのに対し、ロボットくんは女の子に抱きつかれてて(性的な意味で)興奮しています。可愛くいうと照れてます。
裸吊りに反応しているロボットくん

出典:『メイドインアビス』1巻4話
このままではロボットくんは取り上げられバラバラにされる、かつリコたちにも危険が迫るという切迫した状況。
リコの興奮は一気に冷めてしまう中、ロボットくんは「裸吊り」という刺激的なワードに反応して更に紅潮しています。ロボットくんの身も危ないのに。
価値が危険
シギーが「呪いを受けない体」といってたが、これは実験して確かめたのだろうか?そして呪いを受けない体の価値が危険と評価している。
海外においてもロボットという存在自体が稀有なのか、ロボットはあれどアビスに潜ることができないのか、不明のままである。
ひとつ言えるのは、呪いがあるからこそ遺物に価値が生まれるため、呪いをものともしないとなると、遺物の価値も暴落してしまう。このようなことを「価値が危険」と言っていると思う。
11ページ目
犬を飼っていて、バレていた経緯がある

出典:『メイドインアビス』1巻4話
部屋に隠して飼うと言い始める。完全にペット感覚のリコ。
ナットの話から犬を飼っていたことがあり、バレていたようだ。
一瞬で寝ていたキユイ

出典:『メイドインアビス』1巻4話
なんと直前までは起きていた描写があったキユイですが、眠ってしまっています。あまりにも早すぎです。
1巻1話でハボさんの家で、リコが望遠鏡でアビスを観察していたときもキユイは寝ていました。わたしはキユイが眠っていたことから、リコが長時間にわたって鳥の観察をしていたのだろうと思っていたのですが、どうやら違うようです。
キユイは突発的に眠ってしまう病気だと思われます。
「ロボットくんをリーダーに合わせてしまう作戦」は子ども達にとってはワクワクする作戦です。それにも関わらず、直前まで起きていたキユイが突然よだれを垂らして眠るでしょうか?健康な子どもなら興奮して目が冴えるはずです。
一見健やかに眠っていて可愛らしいですが、実態はまったくの異常事態を表しています。
12ページ目

出典:『メイドインアビス』1巻4話
リーダーとの対面。帽子で頭を、長袖と長ズボンで腕と脚を完全に隠しています。
シギーは、ロボだってことに気づかないだろうと予想しているため外見は人間と同一なのでしょう。
13ページ
どこの誰とも知らない子どもとちゃんと会話するリーダー

出典:『メイドインアビス』1巻4話
ロボットくんは「探窟家になりたい」と言ってリーダーに会わせる作戦のようだ。
しかしロボットくんがおかしなことを言ってることをリーダーは指摘します。
「ここは孤児院だぞ」という台詞から以下2つがわかる。
1、孤児でなければ入れない(だから家族はどうしたと聞いている)
2、探窟家を育てる施設ではない
深読みすれば、探窟家となるには探窟家養成所のようなものもあると思われる。
孤児たちは自分たちの食い扶持を稼ぐために危険な探窟を行っているだけである。本来、お金は稼げるとは言っても危険な仕事である探窟家は、まともな感性ならやるはずがない。
緊張するロボット

出典:『メイドインアビス』1巻4話
右下の服をぎゅっとする仕草から、ロボットくんが緊張していることがわかる。ロボットが緊張することは高性能とは言えなさそうだが、人間に擬態するという意味では高性能だ。
そしてジルオの問いかけに完璧に応えている。
自分が孤児となったこと、そして孤児院だが探窟家になれると知った、と。
オースの生まれに見えない

出典:『メイドインアビス』1巻4話
「オースの生まれには見えない」とはどこから判断したのだろうか?
ロボットくんの顔にある刺青らしきもの?肌が浅黒いから?あるいは服装?
記憶喪失であることをカミングアウトしている。今後のことも考えて、あらかじめこの質問に応対するように作戦を練ったのだろう。
オース南区の岸壁街はスラム

出典:『メイドインアビス』1巻4話
1巻1話3ページの絵から、南区に建物らしきものがあるようなないようなと考えていたがスラム街だったようだ。
この設定を考えたのはナットのようだ。
手に気づくジルオ

出典:『メイドインアビス』1巻4話
ジルオの観察力はさすがです。
質問も的確ですが、おそらく隠そうにも隠せなかった手についてもしっかり指摘します。
14ページ
海外の技術はどれくらい?

出典:『メイドインアビス』1巻4話
明らかに機械とわかる手
海外の技術だったら、この程度の義手(機械)があっておかしくない世界なのか?
言い換えると、オース街にはこの義手をつくれる技術はないということか?
真剣な目線のジルオ

出典:『メイドインアビス』1巻4話
ジルオが何を考えているかわかりかねます。おそらく長い間手を触っていたのでしょう。
ロボットくんは初め、自分の手を見つめていました。汗もかいているので内心ひやひやしていたのでしょう。次のコマでは、視線を上にあげています。つまりジルオの表情をみていたのでしょう。汗の位置も変わっています。
握力について

出典:『メイドインアビス』1巻4話
握力を確認するジルオ。
ロボットくんはそれなりに気を使ったはずです。
握力はものすごく強いことがわかっていますが、ジルオの手を握り潰すでもなく、十分な握力があることを証明する必要があります。
結果、よかろうと合格しています。
ようやく名前が

出典:『メイドインアビス』1巻4話
ようやくロボットくんの名前がでました。
それにしても、ジルオは名前を聞くのを最後にしましたね。初対面なら名前をまっ先に聞きそうですが。
さてロボットくんの名前は、リコが名付けたようで「レグ」と決まったようです。
レグはすっごく気に入っていたみたいですね。名前にはなにか意味が込められていないのでしょうか?
15ページ
レグの由来はまえ飼ってた犬

出典:『メイドインアビス』1巻4話
一見、リコがレグのことをペット扱いしてそうに見えるのですが、そもそも何故リコはまえ飼ってたいぬに「レグ」と名付けていたのでしょうか?
「む〜」と唸っているのは、リコが「レグ」という名前に思い入れがあるからでしょう。
こどもの悪巧みは大人は見抜いている

出典:『メイドインアビス』1巻4話
ジルオは、この少年がリコたちと関連があることは勘づいているでしょう。それは「先日アビスの淵で起きたことに心当たりはないか?」とレグに問いかけていたことからも明白です。
というのもこの世界において、子どもの悪巧みは大人たちにはバレているものだと描かれています。院長が、リコのちょろまかしについても分かっていたこともそうです。
そして子ども達の視点では、大人にはバレていないと考えていることも描かれています。
ついでに言うと、リコが飼っていた犬の名前もリーダーは知っていたと思います。
ジルオがどこまで見抜いているかは定かではありませんし「アビスの淵で起きたこと」が何を指しているかも曖昧ですが、少なくとも大人たちは子ども達をしっかり見抜いていると思われます。
16ページ
遺物を鑑定している院長

出典:『メイドインアビス』1巻4話
リーダーに連れられて院長のもとへ来るも、院長はレグに見向きもせず遺物を鑑定?しているようです。右目だけ眼鏡もかけています。
孤児院の実質的な管理はリーダーに任されているということでしょうか。
情にほだされるロボット少年レグ

出典:『メイドインアビス』1巻4話
リーダーに会わせてしまおう作戦は徹夜で奮闘したものでした。
レグは当初、電気による痛みを与えたリコ達に優しくなれるわけがないとまで考えていました。しかし歓迎されていることや、徹夜で奮闘しているといった情緒面に関しても豊かな感性を持っています。
ロボットと言えば、合理性を徹底して追求したもののようにイメージしがちです。それは合理性というのは学習しやすくプログラミングしやすいことからくるものでしょう。
レグはというと、合理性も情緒も併せ持ち、なんなら情緒のほうが豊かと言えそうです。
17ページ:孤児院での生活
リコの部屋?

出典:『メイドインアビス』1巻4話
鞭打ち?しかも裸

出典:『メイドインアビス』1巻4話
ずさんな検査

出典:『メイドインアビス』1巻4話
洗濯もの干しをやっていた?葉の色が変わることは記憶になかった?

出典:『メイドインアビス』1巻4話
手紙の配達、照れてる、髪は触られてもロボットとはわからない?

出典:『メイドインアビス』1巻4話
18ページ
2ヶ月が経過

出典:『メイドインアビス』1巻4話
すんなり馴染む適応力がある
自分がロボットであり、おそらく成長しないことを自覚している

出典:『メイドインアビス』1巻4話
キユイは、レグが成長しないことを理解していそう。つまりロボットであることも理解できている?
ラフィーのお店は香辛店だった

出典:『メイドインアビス』1巻4話
1巻1話で、ハボさんが探窟してた遺物を販売してたりするのかと思いましたが香辛店でした。
「いくら出す?」の「いくら」は量について尋ねたようですね。
大桟橋は危ない

出典:『メイドインアビス』1巻4話
大桟橋の危なさはなんだろうか
やはり原生生物だろうか?
19ページ
凱旋用の機械式桟橋

出典:『メイドインアビス』1巻4話
ゴンドラに引き続き「機械」の存在が出てきました。
凱旋用ということは、1層よりも深層へ潜った探窟家を迎えるためにあるということだろう。
探窟家と関係のない一般人が描かれている

出典:『メイドインアビス』1巻4話
右端の女の子がリコとレグを見ている表情は、蔑んでいるようにも見える。笛がないことから一般人だろう。
リコとレグは、大勢の人を割って入るという「礼儀のない行動」をとっています。
笛をつけていることは、探窟家見習いでもあり、かつ孤児であることの証です。
オースの街には、スラムという概念もありました。
貧富の差もあるのでしょう。
なにげに探窟家と関係のない一般人は初めて描かれているように思います。
20ページ
レグの目の機能がロボっぽい

出典:『メイドインアビス』1巻4話
遠いところを徐々に拡大するコマ割り。実にロボっぽい。
ハボさんが黒服に「白笛」を渡していることがわかります。
このおじさん何者?

出典:『メイドインアビス』1巻4話
白笛の持ち主が「殲滅のライザ」と言うおじさん。
レグは視力が良いのでこの距離でも見えましたが、このおじさんはどうやって白笛を、しかも持ち主まで特定できたのか?
それとも単に伝聞だろうか?
21ページ
「殲滅」

出典:『メイドインアビス』1巻4話
殲滅(する):すっかり滅ぼすこと。皆殺しにすること。「敵軍を殲滅する」 goo辞書より
たしかに物騒な名です。ライザが何をしでかしたかは不明ですが、殲滅したことは確かでしょう。
そして、きょとんとした表情のリコ。
ライザはリコのお母さん

出典:『メイドインアビス』1巻4話
レグに話しかけられてはっとするリコ。
あがってきた白笛の持ち主は、リコのお母さん「ライザ」のものでした。
4話考察のまとめと気になったこと
探窟家について
探窟家は原生生物の脅威に打ち勝つ力も持つ
しかしアビスの呪いを克服することはできない
アビスの呪いについて
人のまま克服することはできない。「人」でなければ克服することができる?
第六層の呪いは、人から別の生き物に変わっているように見える。
第7層からは腐敗している?あるいは植物化している?
レグの目的
レグはアビスの底からきた可能性がある。しかし「何のために」かはわかっていない。
ほんとうに侵略しにきた可能性も??
遺物録の総集編
リコの愛読書
アビスに関する情報は、子どもでも簡単に入手できる。特級遺物についての情報も開示されている。
レグは奈落の至宝(オーバード)の可能性がある。
レグの機能
戦闘向きの丈夫な体で、人間とは全く異なる
おへそ、おっぱい、ちんちんなどロボットに必要とは思えないものもついている
トイレもする
オーバードとは
特級遺物のかたまり、アビス史上最も価値のある遺物の一つ
「呪いを受けない」ことは価値が危険すぎる。遺物の価値が暴落すること?
オーバードをちょろまかした場合の罰とは?
通常の授業や仕事が始まってしまう
先日のアビスの淵でおきたこと。すなわち深界一層にベニクチナワがいたこと?ほかにも異変があった可能性がある。
→別途考察記事を作成中
孤児院の子どもたちはみんなイタズラ好き?
1巻3話でもリーダーは「シギーの仕業か」と言っていた。4話では「リーダーと会わせてしまう作戦」を嬉々として行っている。
院長やリーダーが、リコのちょろまかしについて多少容認している(かもしれない)姿が描かれていたのは、かつて院長やリーダーも孤児院出身でイタズラ好きだったからではないだろうか?
キユイが寝ている姿は、病気だからか?
キユイはこれまでも「スヤリ・・・」と本に涎を垂らして寝ている姿が描かれている。
眠る前に眠たそうな描写はなく、むしろリコ達の会話をしっかり聞いていたにも関わらず突然深い眠りにはいっている。
つまり健やかな子どもの姿ではなく、キユイが病気(突発性過眠症、ナルコレプシーなど)が疑われる。
オースの生まれに見えない
レグの見た目について
・両頬に刺青らしきもの
・耳が尖っている
・髪、目、肌の色が違う?
オース南区はスラム街
1巻1話の見開きでオース南区に街が描かれていなかったのは、スラムだからだった。
ナットの「さすがのリーダーもスラムまでいったことあるめぇ」という言葉には、よっぽどの人でもスラムには立ち入らないくらい危険な場所と思われる。
機械の手
機械の手はレグがオーバードであることにつながる情報。
もっとも隠すべきことだが、機械の手とは海外の技術であれば普及しているものなのか?
レグの名前の由来
リコが名付け親。
由来はまえ飼ってたいぬの名前
オースの街に犬がいる描写はまだないが、ペットとして普通なのだろうか?拾ってきたのだろうか?
そもそも、なぜいぬに「レグ」と名付けていたのだろうか?
1、いぬには最初から「レグ」と名付けられていた
2、リコが何かの理由で「レグ」と名付けた
3、リコ以外の誰かが「レグ」と名付けた
4、いぬがしゃべった?
ジルオはどこまで見抜いている?
おそらくジルオは、レグの名前の由来が、むかしリコが飼っていたいぬの名前と同じことを知っている。
レグがオーバードであることも見抜いた上で孤児院に招いた?
先日アビスの淵で起きたこと
これは何を指すのだろうか?
リコ達は驚愕しており予想外の質問だったことには間違いない。先日アビスの淵で起きたことと、リコがレグを連れてきた事は一致している。
しかし、本来3層にいるはずのベニクチナワが1層にいたことや、他にも異変が起きていたのかもしれない。
院長の仕事
リーダーがレグを院長室?へ連れてきたとき院長は遺物を鑑定しているようだった。
遺物の鑑定も院長の仕事なのだろうか?それとも、院長こそ遺物をちょろまかしていたりするだろうか?
孤児の管理は実質的にリーダーの仕事になっているのだろうか?
レグが孤児院にとどまった理由
本来レグは記憶をなくしており、孤児院にいる理由も特にない。
しかしレグは孤児院にとどまった。その理由は、リコ達の情熱にほだされたから。
ここでもレグが情緒を理解しており、合理性よりも感情を優先する性質があることがわかる。
孤児院での生活
ほとんど孤児院で過ごす
孤児院では、字や理を学ぶ(学校の役割を兼ねる)
たまに、外にでる。
裸吊りのほかにも体罰(はだかで鞭打ち)がある
リコとレグが一緒に寝ている。男女別の部屋というわけではない?それとも部屋に侵入している?
レグが洗濯物を干しており、生活習慣の記憶がある
地上では葉の色がかわることを知る(レグが以前いた場所、アビスの底では変わらない?)。レグの記憶は、自己に関すること、環境に関することは失われている。
レグが来てから2ヶ月
レグは2ヶ月で鈴付きから赤笛へなれた。キユイはまだ赤笛になれていないので、なんらかの資格(年齢、知識など)が必要なのだろう。
ラフィーのお店
ラフィーのお店は香辛店だった。スパイスがどれくらいの価値があるかは不明だが、歴史的にもスパイスは争いの種にもなったことがあるので重要な仕事なのかもしれない。
大桟橋
機械式である
凱旋用である
危険である(キユイは来れない)
大勢の人
いわゆる野次馬達がたくさんいる。
孤児院以外の子どもも描かれている
ハボさんが持ってきたものを黒服に渡している(遺物の管理をしている組織がある)
殲滅のライザの白笛が戻ってきた
リコの母親は「殲滅のライザ」
白笛だけが地上に戻ってきた
コメントお待ちしています
わたしはメイドインアビスは傑作だと確信しています。
まだまだ未熟な考察記事ですが、未読の方にも既読の方にも「メイドインアビスがすごすぎる」ことを知っていただきたいと感じております。
なにかお気づきの点がありましたら連絡フォームよりご連絡いただけますと嬉しく思います。
今後ともぜひよろしくお願いします。
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