記事説明:
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第1話「大穴の街」
リコとナットの会話
リコ「ちょっとナットなんでついてくるのよ?」
ナット「うるせーなー俺の担当リコのすぐ上なんだよ」
リコ「そういえばそうでしたじゃあ帰りは遺物運ぶの手伝ってよね」
BGM:To the Abyss!
<00:20>
ナット「なんでだよ」
リコ「だって今日は赤笛の中で最高の査定額を出さないといけないんだから」
ナット「無理だろこの辺はもうあらかた探されてるし珍しい物なんてそうそうねぇよ」
リコ「だったら数で勝負よ」
ナット「いいのかーそれで?あれでごまかしたらどうだ?こないだちょろまかしてた」
リコ「星の羅針盤?あれはダメあれはアビスの真実に導いてくれるものなんだからそれにもし隠してたのがバレたら今度は裸吊りじゃすまない乙女のトラウマがぁ」
ナット「まぁ気をつけろよ」
<01:04>
ナット「あ、大ゴンドラ」
リコ「え?あー!ナットほらほら600メートル組だよ」
ナット「分かってるよ」
リコ「ありゃもう見えなくなっちゃったいいなぁ乗りたいなぁ」
ナット「なぁなんか今日は静かじゃね?」
リコ「ツチバシがいないせいじゃない?全然鳴き声聞こえないもん」
ナット「ほんとだま、やりやすくっていっかあいつら光ってるの巣に持って帰っちゃうしな」
リコ「ん!?ちょっと何私より先に行ってるのよ先頭は私!!」
ナット「はあー??」
リコの探窟作業
リコ「今日はもりもり発掘しますよそりゃあもうリーダーのぐうの音も出ないほどに!」
リコ「さぁやりますか査定ナンバーワン」
リコ「よいっしょ一つ」
リコ「あ、二つ」
リコ「三つ」
リコ「よーっつ!」
リコ「いつつっ!わぁお祈り骸骨久々に見たからビックリしちゃったお騒がせしてごめんね」
リコ「やればできるじゃん私これなら600メートルに格上げになるのも時間の問題ね」
リコ「んんー、おも、、、おいナット手伝ってよマジ重いどこ行ったのよーナットの奴ー」
ベニクチナワとの遭遇
リコ「んー?えっ!?」
BGM:Beni-Kuchi-Nawa
<03:07>
リコ「ベニクチナワ?なんでこんな浅いとこに」
リコ「ナット?やだあれ血?あ、どうしようナットがナットが食べられちゃう」
リコ「あ、あ、あ、やばっわー!!」
リコ「腕が、腕が折れて・・・ない!」
リコ「ナット!?」
リコ「わあー!!」
リコ「助けてー!!!」
<04:37>
レグとの出会い
ThoseEverydayFeels
<05:06>
リコ「すごい化石の樹が溶けてる私誰かに助けられたのかな?」
リコ「ん?わぁ、きれいん??」
リコ「も、もしもーし?うそ息してない人工呼吸」
リコ「わぁー!何この感触?これ人間じゃないき、機械?えらいこっちゃこんなの見たことないまだあったかいさっきまで動いてたんだ」
<06:21>
BGM:UndergroundRiver(openingversionft.RajRamayya)
<06:28>
リコ「でもこの子どこから来たの?」
<08:17>
ベルチェロ孤児院へ帰還
リコ「ありがとう」
リコ「よしナットもう少しだよ」
ナット「ばかやろここからが大変なんだろーが」
シギー「どうしたの?」
ナット「なんだシギーかよ」
リコ「びっくりした」
シギー「誰?」
リコ「わからないけどとりあえずロボットくん」
シギー「え?なるほどまたちょろまかすんだリコ」
リコ「匿ってあげるだけだよ」
ナット「どっちでもいいけどよー」
BGM:Rafters
<08:54>
ナット「あぁ、やっぱりいた」
生徒たち「院長ただいま帰りました」
ベルチェロ「早く中に入りな」
ナット「あれどうやって突破するんだ?」
シギー「なんとかなるかも」
シギー「キユイ」
キユイ「おかえり」
ナット「あんなんで通じるのか?」
リコ「通じて欲しい」
キユイ「うわああああん、ほんーほんーうわあああん」
ベルチェロ「何度言ったら分かるんだいベランダで本を読むんじゃないよ今度落としたら没収するからね」
<10:03>
ジルオとベルチェロの説教
ジルオ「昨日はご苦労だった採掘量はそれほどでもなかったが単独の作業は大半が初めてだこんなものだろう来週また同地点100メートルをベースにして作業を続けてもらう備品を紛失した者は総務に申請しろ以上だ」
ジルオ「院長からお話がある」
ベルチェロ「言いたいことは一つだけだよ笛持ちは組合の孤児院生徒である自覚を持ってしっかり稼ぐように」
ベルチェロ「誇り高く散っていった親御さんにも恥じないようにねあああともう一つ」
ナット「二つ目だ」
シギー「二つ目だ」
ベルチェロ「遺物のちょろまかしは御法度だよ」
リコ「わ、なんか睨んでる」
ベルチェロ「遺物は孤児院の大事な稼ぎだそいつを懐に入れちまうなんて何をされても文句は言えないよ」
リコ「バレてるー」
ベルチェロ「次は裸吊りじゃ済まないからねそのつもりで以上だ」
ジルオ「解散」
リコ「ばれてないセーフ」
ジルオ「リコちょっといいか?ナットがリュックを紛失したのはベニクチナワに襲われたからだと言ってるんだが」
リコ「そうなんですよ私が助けなかったら今頃蛇の糞ですよナットのやつ」
ジルオ「お前が助けた?」
リコ「はいこの笛でピィーって私が囮になって」
ジルオ「それでお前はどうやって助かったんだ?」
リコ「それがもーびっくり今まで見たことがない光が」
リコ「あ、危なーもう少しでロボット君のことまで喋っちゃうとこだった」
ジルオ「まあいい比較的安全な深界100メートルでも何が起こるか分からない今後は注意を怠るな」
リコ「あ、リーダーあ、あのお願いがあります私の担当をもっと深い所に変えてください」
ジルオ「査定で最高額を出したら考えてやると言ったろうがまずは探窟を効率的にこなせる能力を身に付けろ」
リコ「私早く深部の経験を積みたいんです早く白笛になってそれでお母さんに追いつきたいんですお母さんの潜った所まで行って・・・」
ジルオ「ダメだ大体400メートル潜ったところで今のお前じゃ行って帰ってくるだけで終わるしばらくは大人しく働け」
ナット「いやあー残念だったな命の恩人くん」
リコ「なによ立ち聞きなんて趣味悪いよ」
ナット「それよりリコお前の部屋のアレどうすんだよ」
リコ「ロボットくん?もちろん起こすよ」
ナット「寝てんのか?あいつ」
リコ「そっ早く起こしてあげなきゃだからみんな協力して」
レグの目覚め
リコ「どう?どう?」
シギー「ちょっと動いたかも」
リコ「ほんと!?」
レグ「誰か・・・いるのか?」
ナット「もうちょっと強くしてみたらいいんじゃね?」
レグ「子供の声?」
シギー「そうだねリコ、ダイヤルを2に合わせて」
リコ「ほいきた」
レグ「まぁいいやもう少し眠ろう」
リコ「ねぇシギー押していい?」
ナット「リコそれ20じゃね?」
リコ「え?」
レグ「どわああああああ」
リコ「おきたー!」
BGM:Reg Wakes
ナット「まじかぁ」
リコ「ほらほら私の言った通り電気でよかったんだよ」
ナット「さっき焼け石炭食わせて他の誰だよ」
リコ「ねぇねぇロボットくん私分かる君が助けてくれたんだよあんな遠くからどうやって蛇をやっつけたの?でもまずお名前教えて」
ナット「おいがっつき過ぎだって引いてるぞ」
リコ「ごめんね私の名前はリコだよ」
レグ「質問を質問で返すようで悪いが」
リコ「喋ったー!可愛い」
レグ「聞きたい事が」
リコ「なになになんでも聞いて?」
レグ「ここはどこだ?」
リコ「ここ?私の部屋ベルチェロ孤児院の」
レグ「君たちは拷問が仕事なのか?」
リコ「はえ?」
ナット「リコの部屋は元お仕置き部屋なんだ悪戯すぎてここに移されたんだぜ それから俺達の仕事は探窟家だ っつっても見習いの赤笛だけどな」
リコ「ねぇねぇロボットくん君の名前は?どんな機能があるの?君を作ったのはだぁれ?」
レグ「先程から気になってたんだが」
リコ「うん」
レグ「僕は、ロボットなのか?」
リコ「ん?ロボットだよー電気で動いたし火にも強かったし肌に傷一つ付かなかったし・・・ってあれ?ロボって事まで覚えてないの?」
ナット「さっきの電気で記憶飛んでるんじゃね?」
<15:46>
シギー「大変だみんな孤児院の電気みんな消えちゃってる」
リコ・ナット「ええぇ!?」
シギー「出力全開はやりすぎだったかも 早く隠してリーダーがまっすぐ向かってきてる」
リコ「ええ!?なんでバレたの?」
ナット「普段の行いのせいだろ」
ナット「立てるか?それ外さなきゃ無理か」
シギー「リコ!」
ナット「リコ上手く誤魔化せよ」
シギー「不安だ」
リコ「出てきちゃダメいい?ひどい目に合わされるよ」
ジルオ「おいリコ開けろ」
リコ「はいただいまぁいっつっつっ」
BGM:IndoorVoices
<16:34>
ジルオ「お前今度は何をした」
リコ「何も大したことは・・・そんなことよりも足をぶつけたんですよいい角度でほんと痛くってホントいい角度だったんですよおおお ちょ!わああああ・・・・あ?」
ジルオ「この小細工はシギーだな また訳の分からんことを おい、何かいうことは?」
リコ「ごめんなさい もうしません」
ジルオ「探窟がうまく行かなくて焦る気持ちはわかるだからと言ってだな 孤児院を停電させていい道理はまるでないんだぞ リコ?聞いてるか?リコ この惨状を説明してもらう前にまずは孤児院の掃除と反省文を書いてもらおうか」
ジルオ「え?あ、あぁ、ごめんなさーい」
レグ「なるほどあれに捕まったらただではすまんな」
<17:46>
僕は何なんだ?
レグ「それにしても腕が伸びるとは伸びる金属の腕にこの兜 いよいよ疑わしいな 僕は何なんだ?へそとかロボットに必要なのかね んあ!?これも必要なのか!?」
リコ「えへへへっ シギー達が捕まってる隙間に抜け出してきたよ なになに?鏡の前でおめかし?」
レグ「いやっ」
ジルオ「リコ!リコ!どこいった!?」
リコ「やばい!どうしよう逃げなきゃ」
レグ「僕に捕まって早く」
リコ「すごい!便利な手だね わー!かっこいい!」
ジルオ「リコどこにいった?」
レグ「当分収まりそうにないぞ」
リコ「そうだレグに見せたいものがあったんだ」
レグ「レグ?」
リコ「君の名前!名前が無いと不便でしょう?レグって名前どうかな?」
レグ「構わないがちなみに由来は?」
リコ「前に飼ってた犬の名前」
レグ「犬!?」
リコ「レグー 早く早く」
BGM:HanezeveCaradhina(ft.TakeshiSaito)
<19:32>
リコ「着いたもうすぐだからねレグ レグこれが私達の住む街 大穴の街オースだよ オースへようこそレグ」
レグ「この穴・・・」
リコ「レグ、アビスの事まで忘れちゃったの」
レグ「アビス」
リコ「この大穴が「アビス」君はこのアビスの淵で見つかったんだよ」
レグ「僕が」
リコ「私思ったの レグはアビスの底からやってきたんじゃないかって だって君みたいなロボット今まで見たことないもん きっとそうだよ 誰も見たことがないアビスの底から」
レグ「アビス・・・」
ライザナレーション「およそ1900年前 南海ベオルスカの孤島に巨大な縦穴が発見された
直径約1000メートル 深さは今もわかっていない
その不可思議な姿は人々を魅了した
貴重かつ危険な原生物たちや
理を超えた不思議な遺物が
一攫千金を狙う冒険者を呼び寄せ
いつしかそこには巨大な街が築かれた
長年に渡って
未知へのロマンと数多の伝説を餌に
多くの人々を飲み込んできた
世界唯一最後の深淵
その名を「アビス」という
<22:00>
エンディング:Deep in Abyss
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