スラージョ、ニシャゴラがいつ絶界行(ラストダイブ)したかの考察【メイドインアビス ハローアビス64 獣相】

メイドインアビス
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こんにちは、にこです。

今回はニシャゴラ、スラージョがいつ絶界行したのかについて考察します。
2023年2月20日に公開されたウェブ最新話ハローアビス64の内容を含みますので未読の方はご注意ください。
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ニシャゴラ・スラージョについて

メイドインアビス11巻ハワユードコカ04クラヴァリでは、呪詛船団員であるニシャゴラが初登場しました。

引用:ハワユードコカ04 クラヴァリ

続くハローアビス64呪詛船団ではライザ、オーゼン、ボンドルドに次ぐ4人目の白笛としてスラージョの姿が描かれました。

引用:ハローアビス63呪詛船団

ここで、ニシャゴラとスラージョは別々に絶界行していただろうことが予想されます。

ニシャゴラの絶界行の手段と理由

ニシャゴラの絶界行の手段

テパステ・クラヴァリの絶界行は『巣窟』経由と言っていました。引用:ハワユードコカ04クラヴァリ

テパステを追っていたニシャゴラも『巣窟経由で絶界行したと予想されます。

ニシャゴラの絶界行の理由

引用:ハワユードコカ04クラヴァリ

引用:ハワユードコカ04 クラヴァリ

ニシャゴラは絶界行までテパステを追ってきました。これよりニシャゴラの絶界行の理由は『巫女の手先を追うため』と言えると思われます。

スラージョの絶界行の手段と理由

スラージョの絶界行の手段

スラージョはリコさん隊と同様に『祭壇』を用いて絶界行したと思われます。

引用:ハローアビス64獣相

引用:ハローアビス30思いがけぬ危機

スラージョの絶界行の理由

スラージョの今後の目的はいまだ不明ではありますが、ハローアビス64獣相では『巫女を追っていた仲間が六層にいると見立てている』

引用:ハローアビス64獣相

そして絶界行の届け出許可が出るのを『待てない』ほどに急いでいることが描写されています。

引用:ハローアビス64獣相

また、ハローアビス64獣相においてスラージョと同行しているメンバーにニシャゴラは見当たりません。

引用:ハローアビス64獣相

上記の描写から

1、ニシャゴラはスラージョらとは別に、単騎でテパステ・クラヴァリを追って絶界行した

2、スラージョはニシャゴラあるいはニシャゴラ以外の呪詛船団員を追って絶界行した

ということが読み取れます。

ではスラージョとニシャゴラ、どちらが先に絶界行していたのでしょうか?

ニシャゴラとスラージョどちらが先に絶界行したか?

スラージョが先に絶界行していた場合に説明できること

スラージョが先行して絶界行しておりニシャゴラが後を追って絶界行したと仮定すれば、

引用:ハワユードコカ04 クラヴァリ

ハワユードコカ04クラヴァリにおけるテパステの疑問に明快な回答が得られます。絶界行までテパステを追えたのは、スラージョがすでに絶界行済みだからであり合流するためと言えるからです。

また、ニシャゴラがスラージョとは別に絶界行するメリットとして、巫女の手先が地上〜5層にいる可能性を考慮し潜伏していたなどと言えると思います。

なお、この場合スラージョが追っていた仲間はニシャゴラではないという結論に至ります。

引用:ハローアビス64獣相

ニシャゴラが先に絶界行していた場合

ニシャゴラが先行していた場合、呪詛船団員の「『巫女』を追っていた我々の仲間」はニシャゴラであるという明確な説明ができます。

引用:ハローアビス64クラヴァリ

しかしニシャゴラが6層から生きて帰れるならばともかく、ニシャゴラ単騎で絶界行してしまって良いのだろうか?情報をスラージョに持って帰れないのでは?という疑問が残ります。

引用:ハローアビス30思いがけぬ危機

黎明卿は獣相の存在をしっており、その上で「あの方たちには生きて戻る術はない」と明言しています。

 引用:ハローアビス64獣相

また、ニシャゴラ自身もレグが六層で上に跳んだことに対して驚いていました。おそらくはニシャゴラにも6層の呪いは有効なのでしょう。

となると、ニシャゴラが絶界行までテパステを追ったのはニシャゴラの抱える問題にあるとも言えそうです。

ニシャゴラは「自分のお頭が白笛であるということ」を伝えるためにも確認が必要でした。

引用:ハローアビス63呪詛船団

例えばニシャゴラへの指令が「巫女の手先と思われる者を追いかけ白状させる」であるが「絶界行までは追わなくて良い」のようなメモがなかったために絶界行まで追いかけてしまったのかもしれません。

ニシャゴラ、スラージョはいつ絶界行したか?

結論として、ニシャゴラの絶界行はリコさん隊が絶界行するよりも地上時間2か月以上前、そしてスラージョの絶界行はレグがミーティを火葬した頃と考えています。

ニシャゴラの絶界行時期について

ニシャゴラはテパステを追いかけていたためテパステたちの絶界行時期を特定できればニシャゴラの絶界行時期もわかります。

ここで私が注目したのは、メイドインアビス11巻収録のハワユードコカ04クラヴァリの前ページに描かれたリコの姿。ここには坂を転がる星の羅針盤を追いかけるリコの姿が描かれています。

引用:メイドインアビス11巻おまけページ
これは、メイドインアビス1巻ハローアビス01大穴の街オースにて、ナットとシギーがからかっていた「逃げた真実を追いかけていた」シーンに該当すると思われます。
引用:ハローアビス01大穴の街オース
この時ナットが「昨日は~」と言っているため、リコが逃げた真実を追いかけていたのはハローアビス01の前日エピソードだとわかります。
ハワユードコカ04の前ページにわざわざ逃げた真実を追いかけるリコの姿を描いてあるということは、ハワユドコカ04がハローアビス01の前日エピソードであることを示唆していると受け取りました。
もしこれが正しければ、クラヴァリが出発したのはハローアビス01の日の夜明け前となります。
引用:ハワユードコカ04クラヴァリ
蛇足ですが、脱法絶界行の旅立ちの場所もリコたちと同じ場所と思われます。
引用:ハローアビス08出発
リコたちの出発はハローアビス01から約2ヶ月後でした。
引用:ハローアビス04ベルチェロ孤児院
テパステとクラヴァリが、リコ・レグよりも遅く5層にたどり着くとは考えにくいため、テパステの絶界行時期はリコさん隊が絶界行するよりも地上時間2ヶ月以上前でしょう。
故に、テパステを追っていたニシャゴラもそうであると結論づけました。

スラージョの絶界行時期について

下図は肉電球が消えていることを確認するボンドルドの姿です。
引用:ハローアビス24魂の解放
上記のボンドルドの姿はカートリッジをフル装備かつ尻尾付きで眼も特徴的な個体でした。
この姿はレグが「まるきり手に負えなかった・・・」といった個体と極めて似ており、信頼できる祈手ビドゥーの身体ではないかと思われます。
引用:ハローアビス33仮面の正体
・新しい身体となった尻尾つきのボンドルド
引用:ハローアビス32激闘の果て
・特徴的な眼
引用:ハローアビス32激闘の果て
・信頼できる者
引用:ハローアビス32激闘の果て
なぜ肉電球を確認する黎明卿はガチ戦闘モードの姿だったのでしょうか?
ボンドルドが勝負服を身に着ける事態になるのはよっぽどのことと思われます。ハローアビス65獣相ではボンドルドとスラージョ間で戦闘があったことが示唆されました。その際にビドゥーがいます。
引用:ハローアビス64獣相
スラージョと戦闘直後、生体たちの状態を確認するために肉電球を見に行ったのではないでしょうか?
引用:ハローアビス24魂の解放
以上、肉電球を確認するボンドルドの姿から、スラージョが絶界行した時期はレグ・ナナチがミーティの魂を解放した頃と予想しました。

反論

ニシャゴラの絶界行時期についての反論

1、逃げた真実を追いかけるリコの姿はおまけページのもの

ニシャゴラの絶界行時期の根拠として、テパステのオース出発日を挙げた。そして、ハワユードコカ04はハローアビス01の前日譚である根拠を「逃げた真実を追いかけるリコ」の姿がハワユードコカ04の直前に描かれていることを挙げた。

しかし「逃げた真実を追いかけるリコ」の絵はメイドインアビス11巻の書き下ろし絵であり、あくまでおまけページである。
星の羅針盤を追いかけるリコの姿がハワユードコカ04の直前に描かれているからといって、ハワユードコカ04と同一日でなくても描かれて良い絵である。

2、ハボルグがラフィーへの手紙を届けるのがあまりにも早すぎる

ハワユードコカ04がハローアビス01の前日譚であれば、ハボルグはいつ出発したのだろうか?

ハワユードコカ04当日、あるいはハローアビス01の早朝に出発したのであればラフィーさんへ手紙を届けるのが早すぎやしないだろうか?

引用:ハローアビス01 大穴の街オース

それに、クラヴァリは「やりにくくなる前に行っちまいてえ」と言っているのに、ハボルグとクラヴァリの出発時期と丸かぶりしているように思える。

引用:ハワユードコカ04クラヴァリ

以上より、ハワユードコカ04はハローアビス01の前日譚とするのは無理がある。

ハボルグはいつ先遣隊として向かったか?

上記の疑問を無理やり解消する仮説として、ハボルグはラフィーに手紙を送ってはいるがまだ地上にいる説をだしておく。

ハボルグは総大将という立場にあり、しばらく自宅に帰れなかったのではないかというものだ。

根拠として弱いかもしれないが、先遣隊が目標地点に到達したのは地上時間14日後と些か時間が経ちすぎているようにも思う。

引用:ハワユードコカ04クラヴァリ

ハボルグは、単騎かつ荷物も少ない状態ではあったが、レグの機動力をもってして「速すぎる・・・」といいしめるほどの実力者である

引用:深界一層アビスの淵

先遣隊に選ばれるほどのメンバーであれば、出発から深界2層までの到着に地上14日ほどかからずに到着できるのではなかろうか・・・?

スラージョの絶界行時期についての反論

1、根拠に乏しい

スラージョの絶界行の時期の根拠として挙げたのが「肉電球を確認するボンドルドの姿がガチ戦闘姿」だけである。
それを補佐する根拠は特に見られない。

2、スラージョのバトル以外でもボンドルドはガチ戦闘姿をとって良い

例えばクオンガタリの調査にいっていたなどの別の理由からボンドルドの姿がガチ戦闘モードだったとも言えなくもない。スラージョとの戦闘直後である根拠は特にない。

まとめ

確たる根拠はないもののニシャゴラとスラージョの絶界行時期のヒントとなる描写を2つ提示した。

1つは、星の羅針盤を追いかけるリコの姿がハワユードコカ04の前ページに差し込まれており、テパステの出発日を特定できる可能性があること。

もう1つは、肉電球を確認するボンドルドの姿がビドゥーの身体に酷似しておりガチ戦闘スタイルであることから、スラージョとの戦闘を終えた直後ではないかというもの。

上記が正しければ、ニシャゴラはスラージョよりも先行して絶界行を行っており、ハローアビス64での「『巫女』を追っていた我々の仲間」はニシャゴラであると言える。

おまけ:トコシエコウのいぶし香はスラージョ由来?

リコさん隊が祭壇を使った際に嗅いだ「トコシエコウのいぶし香」はスラージョによるものかもしれない

引用:ハローアビス39還らずの都

というのも下記の理由からだ

・スラージョがリコさん隊よりも前に祭壇を使ったことは確実

・スラージョが祭壇を使ったのがミーティの魂解放直前であれば、リコさん隊が祭壇を使った時期とそう離れていない

 

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